「くつろぐ」3つの居場所がある家
土地探しから始めたSonyのデザイナーのための家です。こだわりの椅子や物を使いやすく配置し、頻繁にやってくる友人をもてなしながら家族の暮らしを両立させることがテーマの設計でした。家事をしながら友人たちと話し「食べる」を楽しめるように低い壁で各コーナーを仕切り、リビングで子供たちが見るテレビは存在が分からない位置に壁付けする工夫をしています。一見ワンルームでありながら「くつろぎを生む3つの居場所」をつくり、大人も子供もそれぞれが楽しめる家ができました。
屋根のあるバルコニー
雨の日でも洗濯物が干せる屋根の掛かったバルコニーに檜の丸太でつくった手すりが付いています。
横長につくった外観
前に建っていた2つの家と同じ位置まで建物を道 路から下げることで以前と変わらない町並みを 保つように心がけました。
低い壁で仕切られたリビンク
ワンルームの空間をリビング、ダイニング、キッチンの3つの居場所に区切りました。左の壁側は書斎、食品庫、収納です。
庭とつながるリビング
南の窓は引き込んでフルオープンでデッキと連続。階段は3枚の引き戸をつけ冬は閉じることができます。
古材でつくったテーブル
ダイニングの窓からは庭で遊ぶ子供たちの様子が 見え、会話がはずむ落ち着いた空間。
ダイニングと書斎
家事をするキッチンとつながるよう、家族の書斎とおしゃべりするダイニングの位置がポイントです。
はたらくキッチン
家族や友人たちと会話しながら料理ができる手づくりの造り付けキッチン。
楽しい階段
階段下はピアノ置き場、季節に合わせて引き戸て開けたり閉めたりします。