陰影礼賛な美術館 @渋谷区立松濤美術館
開館四十周年記念の、「白井晟一入門」展。展示されたモノを見るのではなく、何の展示物がないスッピンの建築、美術館だけを見る画期的な展覧会。フワフワの壁、ザラザラの壁、叩くとカンカンと鳴るアルミの押し出し材が張られた柱を触りながら、白井晟一が設計した陰影礼賛に行燈が灯る空間を巡る。ラウンドした天井、コーナーをザクッと面取りした壁、楕円のらせん階段、どれも建築家の意思と工業的ではない職人の痕跡に唸る！
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- 2022.01.26
