森ヒロシ建築設計所

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ブログblog

トイレの水洗もヤコブセンが定番。

トイレに小さな手づくりの手洗いを付ける。どんなに小さなものでも既製品ではなくシナベニヤとカラ松のパネルでつくる。そしてアルネ・ヤコブセンが半世紀前にデザインしたボラの水栓を乗せる。これだけのことが毎日のおトイレを気持ちよく使えるのです。無印良品のペーパーホルダーも決してチープでなく、ヤコブセンとよくマッチしていませんか。

ザクっとした節ありのナラ材。

きれいきれいな床板より、ザクっとした節ありで色合いも不揃いなものが好評です。これは幅広のナラ材で床暖房にも対応するフローリング。オスモの塗装が工場でしっかり塗られているの安心です。安価でオスモ塗装されたとうたったフローリングもありますがこれは要注意です。どうもお隣の大国でおばちゃん方が手塗りしているそうで、塗りむらがあるのでクレームになります。ボクも一度経験があるので塗装済みを選ぶときは慎重に!

部屋を格子の引戸で仕切る。

葉山の家は外のデッキと解放してつながるリビングとエアコンを掛けるリビングがあり、そこを透明硝子の入った格子の引き戸で仕切っている。普段、引戸は壁の戸袋に仕舞われて二つのリビングは一部屋になっている。格子で仕切ることでこもる感じの個室になり、落ち着いた居心地のいい空間に変身するのがいいのです。

杉と漆喰と鉄。

葉山の家の点検で伺ったらデッカい掛け時計がドカンと付けられていた。実は予定通りの位置なのですがインパクトありです。壁は潔く白い漆喰、梁は表情の優しい杉材、階段は軽やかな鉄。それぞれの特徴を生かした素材選び、デザインがボクの設計。

Vespaの季節。

バイクの季節になりました。海岸線を爆走するとちょっと肌寒いので、用心のためパーカーとウインドブレーカーをリアの防水バッグの積み込む。今日は近場で葉山の一式海岸へ、松林の日影の下でサンドイッチを食べながら本を読んでゴロゴロ。連休は小田原に出来た杉本博司さんの江之浦測候所と山梨の清春美術館までニケツして行ってきます。

 

「くまのもの、」を見て。

素材を研究し、夢想して、創造して、発明して、伝統から学び、職人から学び、遊び心を持ってデザインし、もっともっとと囃し立て、湧き出る思考を建築にする。まだまだ言葉足りずですが、いろんなことを考えた隈研吾さんの展覧会でした。那珂川町馬頭広重美術館の八溝杉による格子屋根は実は懇意にしている横浜の屋根屋さんがデザインを支えている。そんなことを知っていたので「くまもの」の後ろにはスゴ腕の職人たちがいる、ニッポン人の技術、誇りを感じました。ただ、空天井の建設予算だろうなと思いつつ、繊細な隈建築が末永く建ち続けることを願います。

犬の里帰り。

看板犬だった黒パグの娘が里帰り。二つしか歳が違わないので娘さんではなく初老という感じ、でもまん丸の愛らしい顔は魚屋さんのおばあちゃんゆずり。久しぶりに犬のいる暮らし、いいんだなぁ。ちなみにちゃんと仕事してます!

犬のかたちをした愛。

水曜日から日曜日まで青山のトビチブイヨンからのおれい展が開催されてる。平日、週末は仕事で行けないので奥ちゃんがかわりに行ってきました。天国にいったブイヨン、糸井重里さんの言葉がしみ入ります、「犬って、犬のかたちをした愛だと思います。」、すてきな言葉ですね。黒パグのりっちゃんが天国にいって一年、糸井さんの言葉の通り、「あなたが忘れないかぎり、生きています。」、りっちゃんも「そう言っているような気がしている。」、明日からりっちゃんの子供、モモちゃんがお泊まりにやってきます。ちょっと楽しみです!

今日の写真 @ポーラ美術館

透明感と新緑がきれいな箱根のポーラ美術館です。箱根の森を散策できる遊歩道が気持ちいいです、連休に是非行かれては如何ですか。設計は日建設計、日本建築学会賞を受賞した美術館です。

追伸
今日は消化器系の専門医による再診日。かかりつけ医に診断されていた逆流性食道炎、ではなかった!十万人あたりにひとり人といわれる機能障害の疑いが出てきました。ただし状態は良好で、自分なりの対処法を習得しているので今のところ問題なしで一安心。心配ご無用です!

最後のお当番の日。

二三年間通い続けた家づくりの会のお当番が長年のご褒美で今日が最後でした。ただし、家づくりの会での活動はこれまで通りです。今月から当番の時間が変則的に変更になっていますのでご注意下さい。いつも世話になっている木童の中野さんが最後の当番とあって来て下さいました。この板は上田市の南波さんがつくる巾七寸ある唐松の床板、浅間山周辺の木(落葉松)だそうです。幅広の無垢材なので床暖房のところには残念ながら使えません。さてと、今日のお当番は二時までだったので、早じまいして遅めのお昼に日本橋のたいめいけんでラーメンを食べました。相変わらず、すんだスープながらコクがあり洋食屋さんのここでしか食べられない味、海苔とインゲンの香りがやっぱりラーメン屋さんとは違うと感じました。

陰影礼賛のある家づくり #3

高層ビルに建て替えられる虎ノ門のホテルオークラ東京。来年完成するロビーは建て替え前の意匠を継承するそうだ。大好きだったロビーの一番隅っこの天井が低いところの写真です。障子越しにお日さまが外の竹を浮かび上がらせる。夜はこの行燈が狭い隅っこを陰影礼賛な空間にしてくれる。やっぱりニッポン人なんだな、北欧のインテリアに憧れながらも陰影礼賛と共存した家づくりがボクは好きです。

陰影礼賛のある家づくり #2

すっごく暗いでしょ、雨の日でしたが昼間の写真です。真っ昼間から陰影礼賛を通り越してお化け屋敷のようだった。建築家白井晟一邸の虚白庵(こはくあん)です。近くだと、渋谷の松濤美術館、静岡の芹沢銈介美術館が白井さんの設計、ぜひ行ってみて下さい。自分の好きな物に囲まれた虚白庵のような空間に共感はある、夜はとっても居心地がよかっただろうと思う。でも、昼間はわずかに漏れる外の光が逆光となり目に突き刺さる感覚はボクは厳しい。たまに内装を黒く塗装をしたり軒を必要以上に出して太陽が入らない設計をした住宅を見学をすると、目に刺さる光が実に落ち着かない。ボクの設計は昼間タップリとお日さまを浴びてポカポカ、夜は谷崎潤一郎が書いたように部屋の電気を消し、行燈のように手元だけ照らす暮らし。物も最低限にしてスッキリ暮らす、陰影礼賛が書かれた頃と大きく違わないとボクは思う。

銀座でコロッケそばを食べる。

東京ステーションギャリーで開催している「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」展を見にお江戸。新橋で下りてビーフン東、臨時休業。ならば銀笹で鯛出汁のラーメンと鯛飯、イベント出店のため休み。それならば明治創業の老舗そば屋でコロッケそばを食べる。一度は行きたかったよし田、いわゆるコロッケではなく山芋と鶏肉を揚げたつくねコロッケ。柚がそっとのせられ爽やかでアッサリと上品な逸品に満足。千葉スペシャルで親方さんにビットローファーをピカピカに磨いてもらって、いざ展覧会に行ったのでした。銀座でコロッケそば、いいっすよ!

陰影礼賛のある家づくり #1

谷崎潤一郎が陰翳礼讃を発表したのは昭和8年、ボクの祖父母の時代で純日本風の平屋、部屋の中は茶箪笥と折りたためるちゃぶ台、そして薪で焚く五右衛門風呂、庭には竹が生えていて金柑や柿、夏みかんがある暮らしでした。写真は河井寛次郎記念館の二階、昼間は障子を開けて十分に明るく風が通っていた、はずである。夜はどうだっただろうか、まさか行燈ではなかったでしょうが蛍光灯はなかったから薄暗かったに違いない。谷崎潤一郎に言われなくとも「日本人は陰翳の濃淡を利用し、その美を考慮に入れ建築設計していた。」はずだ。こんなことも言っている、「壁を暗くし、見え過ぎるものを闇に押しこめ、無用の室内装飾を剥ぎ取り、試しに電灯を消したそんな家(文学)が一軒くらいあってもよかろうと「私」は思う。」ボクもそう思って設計しているのでやっぱりニッポン人なのだな。

谷崎潤一郎著:「陰翳礼讃」から引用。

きょうの写真 @河井寛次郎記念館

民藝と建築に興味がおありなら、京都の河井寛次郎記念館と益子の濱田庄司記念益子参考館は必見。棟梁の息子だった陶芸家の河井寛次郎自らが設計し、大工さんを継いだお兄さんと造り上げた五条坂の自宅と登り窯のある工房は見応えがある。囲炉裏の上が吹き抜けになっていて今にも通じるダイナミックな空間が魅力です。障子の前のしつらえと手の凝った照明が素敵です。

河井寛次郎記念館 http://www.kanjiro.jp

きょうの写真 @桂離宮 2011.06.13

桂離宮を見学してからこんなに経ってるんだぁ。抽選に当たったこの日、集合時間の前に周囲の幹線道路をひとまわり。うっそうとした竹藪で内部は完全に閉ざされ保護されている。集団移動しながらもライカでパチリ、なかなかのナイスショットでしょ。高床式で水平と垂直の線が見事、障子の組子がさらに縦横を強調している。まったくもってニッポンのお宝だ!

お座りする自転車で現場まわり。

自転車で五分、妙本寺の参道から横道をあがったところの現場で監督、職人さん九人と初顔合わせで打合せ。若い監督さんは手際よくメモを取り、穏やかな大工さんはボクの意見を聞きなながら的確な指摘をしてくれ、いい現場になると思いました。やっぱり家づくりは職人さんと監督、予算のやりくりをする社長、そして建て主さんとのコラボなのである。

病じゃないけど、検査。

病じゃないけど、検査の日。命の恩人の紹介があって担当のお医者さんが二ヶ月、三ヶ月待ちの先生を次々にパソコンから予約し所見をパトパチ打ち始める。今日は消化器系の名医の診察、麻酔を打たれて意識が完落ちしている間に内視鏡検査が終了して無事解放。次回は心臓の精密検査を受ける。毎月、名医に人間ドックを受けている状態、とにかく頼もしい先生方に感謝です。

Paella、パエリャ、通はパエジャ!

ご町内といっていいほど近いお隣の町にあるスペイン料理のカサトリアングロで、巻き舌でパエジャをいただく。コシネロの柏原さんに炊き込み中のパエジャを接写してもらいました、う〜ん、エスパーニャ。Buenas noches!

カサ・トリアングロ http://www.geocities.jp/top1gunmo/trianguro.html

リブリブの天井を試作する。

リブリブ天井をご所望の建て主さんと打合せの日。前回、杉材で試作したリブリブは木目が邪魔をしてあえなく却下。今回はあえて事前に試作の写真をお見せせず、初対面で反応をうかがう。材料はアルヴァ・アールトの国で使われるフィンランドの白樺、フィンランドバーチの共芯ベニヤでつくった。巾は七分、溝は一分(十厘)、深さも一分。この試作を細かいペーパーで磨いてからオイル塗装、思いのほか濡れ色にはならない。ゆっくりお日さまの反射で塗れ色に味付けされるのを待ちたいという建て主さんから合格の言葉をいただきひと安心!

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