ink gallery #4 敷地をいかした断面
玄関ホールから、敷地が一段上がったところにある数寄屋造りの茶室を見たところ。建物の南側だけ敷地に埋もれていて二階建てに見えていますが、アプローチの西、茶室の東、そして北側は一段下がった敷地に建ち三階建てであることが分かる。自然を上手にいかした断面計画と、巧みに窓を配置した間取りに、あの土地に立って初めて理解出来る。やっぱり建築は写真や図面だけではなく、見にいかなとよさは分からないのである!
吉村順三作品集 1941-1978 p.138
- 2021.04.07