暮らしに、色を添える。
これは、ボクの奥さんの赤い仕事道具。銀座伊東屋のボールペンとプラスマイナスゼロの電卓、赤いめがねとスマホケースでおそろい。ボクのアトリエの色はシルバー、ブラック、ホワイトだけでお仕事モード。うちは日本人の肌の色に近いブナの床板、それ以外の天井と壁は真っ白な漆喰仕上げ。設計する趣旨の一つが、家が出しゃばらない。住まい手が自由に楽しめるように、余白をいっぱいつくっておくのがボク流。それぞれの人が、好きな差し色を暮らしに加えることが出来る家がいい。だって、設計者に色まで決められたくないじゃないですか!
- 2020.03.02