気難しいVespaに乗る、作法。
もうすぐ卯花月、鎌倉のサクラはお江戸より遅めなのでもうちょっと先。暖かくなって来たので現場回りはベスパ。三時間半の打合せの帰り、ベスパのエンジンが動いてくれません。エンジンキック百たたきでもダメ、向こうに小山が見えたのでスチールモノコックの重たいベスパを引いて上り坂を登ってから勢いよく飛び乗って押し掛け。下ったあたりで、ボボボ、ボとエンジン内の燃料が揮発したところでエンジン始動。なにをやっているのでしょうね。ベスパの基本は、エンジンを切ったら燃料コックをオフにするのが作法、これを忘れるとこんなことになるのです。夏の見える、バイクなんだな。
ベスパのエンジンが掛からない時のミッツの作法
1.チョークを引かないでアクセルを全開に開いて空気を送り込んでキック百たたき
2.1がダメなら坂を探して押し掛け、体力勝負である。
3.平坦ならあきらめて、エンジンカバーを開けてプラグを外してキーはオフのままキック百たたき、エンジン内に空気を送り込んでガソリン臭がしてきたら、はずしたプラグのふって乾かしてから再び取付る、そしてチョークは、あれ、引くんだったけ、手間の掛かるヤツなのです。
Vespaの師匠 http://motovillage.jp/bike/motorcycle.service.html
Vespa PX Euro3 https://www.motorino.co.jp/data/piaggio/Vespa%20PX.pdf
- 2021.03.27