ink gallery #3 芝生の下にあるギャラリー
路地から見るとガレージのような、スゴく大きな引き戸を開けると現れるスロープ。ここを上がると地上に出て玄関がある。乗ってきた車はというと、完成時は今ガラス張りになっている玄関ホールが車寄せだったようです。出来て三年後に地下のゲストルームが作られて、現在はギャラリーとなってる。敷地の高低差を巧みに利用して、ギャラリーの入り口は建物の一階部分とほぼ同じレベルで行き出来る。主屋と、近すぎず遠からずの距離感が絶妙です。コレぞプランニングの妙、平面図を見ていても気がつかない、敷地を生かしたお手本なのです。
吉村順三作品集 1941-1978 p.138
春光 https://ikkaku.yaeca.com/collections/shunkou
- 2021.04.05