森ヒロシ建築設計所

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ブログblog

襖と簀戸を習う @三渓園・鶴翔閣

建築は職人さんに教えを請う、そしてワクワクしながらデザインして製作をお願いする。この、対等な関係が設計する面白さ、うれしさ、やり甲斐なのです。横浜三溪園にて開催された「手仕事に遊ぶ錦秋」に参加して新潟県新発田市の建具屋さん、高橋建具製作所の親方と五十嵐さんに再会しました。襖紙の下張りは何枚張りですか、七遍張りをして仕上げの襖紙を貼るだそう。偶然、拙宅に一枚ある襖も七遍張りして鳥の子紙を貼っている。お布団のようにパツンパツン、たたくとパンパンといい音がするのが本物の襖。襖の縁は印籠と送り蟻という職人技で、張り替えの時はバラバラに分解できる仕組みを見せてもらった。高橋さんが秋田杉でつくった写真立てを買い求めました。四方は綺麗にトメ納め、裏側のガラス押さえまでトメのフレームで寸分の隙もない精度。そこまでしなくてもと思いきや、「職人はついついギリギリまで追い込んでしまうんだ」とのことです。まさに痺れるメイドイン・ジャパン @新潟!

高橋建具製作所 http://www.kimajime.co.jp/index.html


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