森ヒロシ建築設計所

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ブログblog

杉本博司さんの写真展で「生」を考えた。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。恵比寿の東京都写真美術館で「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展を見た。初公開の劇場シリーズは廃墟になった劇場で実際に映画を映してシャッター開放で撮影したもの、人類が作り上げてきた繁栄の終わりを見た思いだ。すべての展示コーナーには杉本さんが指名した33人が「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」を前文にして手書きで文明の終わりの文章が書かれている。「建築家」というタイトルの肉筆は磯崎新さん。コンクリートの耐用年数から崩壊していく建築、そして「人類にも平屋が一番だということを忘れていたのだ」で締めくくられる。ほら、だからデッカい家なんていらないって言ってるじゃない。すばらしいコンセプチュアルアートを見て「生」の終わり方を考えた。杉本流に「五輪糖」と名付けられた香川県名産の讃岐和三盆でできた五輪塔は2012年に丸亀美術館で購入して未開封だったもの。開けてみたら何ともなく大丈夫、組み立てるとこんな感じ!

ロスト・ヒューマン https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2565.html


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