朝鮮張りの床がいい。
住宅の床といえばボク的には板貼り、普通はフローリングというけれどハウスメーカー風で好きじゃない。イラストレーターの大橋歩さんが初めての家を永田昌民さんに依頼した家の床板の話し、板のジョイントが1枚おきに揃っていたことを悔やんだというエッセイがありました。随分前のエッセイですが、それを読んで以来ボクは床板の張り方はランダムに、更に乱尺に張ることにしている。ヘンリーボーン張りなどいろいろやり方はあるのですがあんまり興味なし。ただ、この朝鮮張りの床板にはグッとくるものがある。ただしモダンな家には作為的でどうかなぁ、昭和の風情がある何も置かれていない空間を設計することがあれば是非試してみた張り方なのです。
- 2016.11.16