換気と見切りの工夫を考える。
湿気の多い佐助の谷戸、建て主さんの希望で洗面室と中2階のトイレ下収納+階段下収納との壁に換気の工夫をしました。壁に穴を開けたり換気金物を付けては駄目です、もっとさりげなく丁寧に考えて設計するのです。いつもは巾木(壁と床の見切りのこと)の高さを35mmにするところこの面だけ90mmにして30×500mmのスリットを開ける。この巾木部分の腰壁は水が飛んでも拭けるようにメラミン化粧板、その上は漆喰塗り。その境目を15×15×1.5mmのアルミアングルでシャープに見切る。見た目も美しく、その上で掃除がしやすい暮らし重視の工夫です。
- 2016.05.31