塗るか塗るまいか、迷う。
林・中原・山田設計同人の山田初江先生が半世紀前に設計した鵠沼の家。増築された部分を壊して当時の間取りに減築し、傷んだところを修理した。ボクの仕事は仕上の選定や木製建具の詳細程度で、鎌倉組の工務店と構造事務所が大活躍。耐震性のまったくなかった建物を限界耐力計算してもらい現在の基準にまで引き上げた。傷んだ屋根回りは接ぎ木をして杉板を張ってお直しする。さて、真新しい軒裏の杉板を着色するかそのままにするか迷う。このパンダ柄もお直ししたぞって感じでイケているとボクは思うのですが、どうですか。いや、塗ることにしました。
- 2017.04.12