和歌山県の杉で家をつくる #2
森林と聞くと高齢化しているようなイメージがありますが、見学した製材所と材木店は地元の若手が働いていて頼もしかったですね。使用している機械もハイテクマシンで、これは曲げ式グレーディングマシンといい材木の上から荷重をかけてたわみの量からヤング率(強度)を算出してデジタル表示する装置。日本農林規格に規定される機械等級区分を測定することで、自然の無垢材でありながら工業製品のように強度が数値化される。これをしない材は無等級材と言われ、樹種ごとに決められた低い強度とされる。機械等級区分された材であれば梁のサイズを正確に決めることが出来るのがいい。
- 2018.05.17