森ヒロシ建築設計所

神奈川県・鎌倉の建築家 森ヒロシ建築設計所

[住まい]

ケヤキの古材を再利用する。

葉山の名別荘として本にも紹介された家のケヤキの古材を和室の入り口の敷居に再利用する。釘などの傷も味のうち、土間の先端はうちの定番、張り出して靴の蹴込みの部分をつくるのでした。土間の三和土仕上げ、ケヤキの敷居、杉の枠、畳のコラボレーション也。

 

外壁にスチールの手すりを付ける方法。

外壁が左官仕上げのバルコニーに手すりを付けるときは下地の段階で受けのパーツを先に取り付け、しっかりと止水処理してさらにシールをして仕上げに取りかかる。受けのパーツはあとで取り替えることは難しいので、防さびのため溶融亜鉛メッキドブ漬け仕様とする。これなら三十年は心配なしなのです。

アンテナは外壁に付けるのだ。

すっかりテレビなる代物を生で見なくなりました。ブラタモリ超入門落語THEMOVIEは録画して暇なときに見る。で、テレビの受信方法が光ケーブル、ケーブルテレビ、アンテナ、見ない、と様々。いち番安上がりなのは月々の支払いがないアンテナでしょうね。亜鉛メッキのポールとステンレス製のアンテナなら二十年以上は大丈夫でしょう。ボクはアンテナを外壁に取り付けている。屋根の上に乗せて針金で固定するのは野暮ってもの。軒が出ているときはポールをベンダーで曲げて外壁と軒先の2箇所で固定させる。これなら台風が来てもなんくるないさ!

人造大理石をジョイントする。

キッチンや洗面台につかう人造大理石は自由自在にデザインできるのがいい。ステンレスだと現場でジョイントすることは無理、ところが人造大理石はコの字型だろうが現場でジョイントすることが出来るので搬入するのも楽ちん。これがジョイントにつかう魔法の薬剤、デュポン社の製品なので英語表記。専門の職人さんが来て施工してくれます。これをつかってから研きをかけるとあら不思議、つなぎ目が消えてなくなるのである。
 

手づくりキッチン @断面編

ロフトまで吹き抜けたリビング、ダイニングは高窓から太陽が燦々、というのはこのように断面がなっているんですよ。キッチンはさらに中庭に面しているので南と西から光が入る。壁は漆喰塗り、天井は紙のルナファーザー、床はナラ材。ロフトに上る華奢なスチール階段が空間を引きしめてくれている。

手づくりキッチン @スレンレス

バイブレーション仕上げをしたステンレスカウンターがこれ!ヘアーライン仕上げとはひと味ちがいますよね。出来るだけ四角くという建て主さんの希望のデザイン。水栓のところはカウンターから一段下げるのがボクの主義、カウンターがビチャビチャにならないため、ここは譲れない。前にも書いたね。

手づくりキッチン @燦々とお日さま

キッチン、リビングの南側は手が届くほど近くに隣家が建っているのでした。そこで二階の吹き抜けからお日さまをいただく断面デザインにする。すると、中庭に面した窓と吹き抜けからの窓から燦々とお日さまが降りそそぐ。杉材のルーバーがお日さまを柔らかく散らして、変化のある空間ができた。

手づくりキッチン @耐熱ガラス

これこれ!バイブレーション仕上げをしたステンレスカウンターからすっと立ち上がった耐熱ガラス。根元を見て下さい、レーザー加工された溝にピッタリはまり込んでいるでしょ。ザ・スゴ技職人也。

スチールで手すりをつくる @階段

手すりはなめらかに握って下と上を結ぶデザインにしたい。既製品のプラスチック製は論外として、無垢の木の手すりも魅力がありますが連続して結ぶには難易度が高い。スチール製にするとこれが分けなく出来るのがいいのですよ。踊り場の角の手すりは大きく内側に曲げるのが肝心。ボクは手すりの径を25φの丸鋼としている。

手づくりキッチン @空間編

ロフトまで吹き抜けたリビング、ダイニングは高窓から太陽が燦々。だけど、キッチンは個室的な空間感を狙って天井を低く抑える。ロフトのルーバーから太陽の暖かい光がこぼれるキッチン。さぁどんなご馳走が食卓に並ぶのかな、普通の家庭料理でいいんですよ!
 

手づくりキッチン @納まり編

師匠にうるさく口出しはしますが、角のパネルと引き出しをトメで頼んだ覚えはない。やってくれるよね、職人はギリギリまで攻めるんだね。こんなイカした納まりに惚れ惚れします、感謝です。バイブレーション仕上げをしたステンレスカウンターの厚さが薄いでしょ、これまた惚れ惚れする。

手づくりキッチン @くるみ編

家具の川上師匠、ステンレス加工のハカタ産業による渾身の手づくりキッチンのお披露目です。節ありのザクッとした板目のクルミ材バイブレーション仕上げのステンレスカウンターのコラボ也。コンロの前には耐熱ガラス立ち上げた。ステンレスカウンターにガラス厚さピッタリのスリットをレーザーで切ってガラスを落とし込む。既製品に負けない、いや、それ以上の出来映えと気合いの入った職人魂の逸品なのである。手づくりは設計していてホントに楽しい!
 

漆喰の壁とミニマムなスチール階段

漆喰が塗られたリビングルームにはロフトに上がるミニマムなデザインのスチール階段がある。白い壁とマットなブラックの階段がよく調和していると思う。自然素材と鉄、どちらも職人さんの手仕事だ。

クルミとお花のタイルのキッチン。

長谷の家がいよいよ仕上げに入りました。漆喰の下塗りが終わり、紙のルナファーザーが貼られ、キッチンのタイルが貼られました。お花のようなタイルの大きさは目地を入れて五分の小ささ、超難易度の高いウルトラ級。スッタフ浅場が渾身のタイル割りの図面を描きましたが、頼みは職人さんなのですよ。ミリ単位の図面をよくぞ施工してくれました、手仕事に感謝です!

桜花園で見つけた建具を付けた。

葉山に古材を扱っている桜花園というお店がある。湘南の店舗や住宅で御用達となっている人気店。杉材で細かな組子細工の建具三枚を新築の住宅で付けました。古材は真壁構造の家で使われていた建具のため巾が広く、大壁構造では寸法が合わず取り付けが難しい。師走は桜花園のセール、三割引で買えるチャンスですよ!

桜花園 http://r.goope.jp/oukaen

手すりのコーナーは滑らかに曲げる。

夕暮れ時に撮影したので色合いがイマイチですが、階段のスチール製手すりです。コーナー部分を大きくカーブさせ、鍛冶屋さんにつくってもらいました。階段を上がり下がりするなら、どうしたら使い手に優しい手すりに出来るか。それだけを考えました。

ポストが悩ましいのだ。

ボクのアトリエのポストは八寸角ある大黒柱の残りを台座に千葉で買った竹かごを置いている。郵便屋さんは慣れたもので郵便をポイッと入れてくれる。ここのところ宅急便の受け取りで話題になっているように、留守中に来たお届け物を受け取りたいという要望が出てきた。どの大きさの箱に合わせてポストを作るか、または既製品を選ぶか悩ましいのですよ。ほどほどで手を打つとすると最近はこれを選んでいる。デザインは十分に許せる許容範囲だと思いませんか。まっ、これはこれでいいでしょ!

ポスト http://www.nasta.co.jp/product/post/102.html

スチールとワイヤーでつくった手すり。

リビングルームから落下防止のための手すりをスチールとワイヤーでつくりました。あくまでも視覚的に転落を防止することが目的のため、軽やかさを表現しつつ手すりにつかまってもグラつかないようにデザインした。木でつくるよりもシンプルで強度と耐久性があるのがメリットなのです。

格子の玄関ドア

長谷の家が佳境に入り、格子の玄関ドアが取り付いた。すりガラスの防犯ガラスを格子と格子の間に落とし込む。押し縁などでガラスを固定するのではなく、上框の溝から落とし込むのである。玄関内部の照明器具は常夜灯として点灯させ格子を浮かび上がらせる、品のある玄関がもうすぐ出来上がります!

トイレットペーパーを見せる収納。

いったんうまくいったデザインは何度も繰り返すボク。トイレットペーパーの高さ、奥行きピッタリに棚をつくって見せる収納。三つ並ぶとかわいいかも、左には一輪挿しか家族の写真を飾るべし!

60年前の山田初江先生。

建築家・山田初江先生が二九歳のときに設計した家のお披露目会がありました。山田先生もお出まし、建築当時のお施主さんが健在で半世紀ぶりの再会に感動する。鎌倉組三人で減築して耐震補強、ちょこっとお化粧して蘇った住宅。思わぬ出会いで実現したお仕事、まだまだ建ち続けると思うと木造住宅の可能性を再認識。ただし、もとの住宅が古民家だったり建築家の設計で持ち主の方の熱い思いがなければこのようにはいかないだろう。空き家問題とは別のベクトルにある。

襖と簀戸を習う @三渓園・鶴翔閣

建築は職人さんに教えを請う、そしてワクワクしながらデザインして製作をお願いする。この、対等な関係が設計する面白さ、うれしさ、やり甲斐なのです。横浜三溪園にて開催された「手仕事に遊ぶ錦秋」に参加して新潟県新発田市の建具屋さん、高橋建具製作所の親方と五十嵐さんに再会しました。襖紙の下張りは何枚張りですか、七遍張りをして仕上げの襖紙を貼るだそう。偶然、拙宅に一枚ある襖も七遍張りして鳥の子紙を貼っている。お布団のようにパツンパツン、たたくとパンパンといい音がするのが本物の襖。襖の縁は印籠と送り蟻という職人技で、張り替えの時はバラバラに分解できる仕組みを見せてもらった。高橋さんが秋田杉でつくった写真立てを買い求めました。四方は綺麗にトメ納め、裏側のガラス押さえまでトメのフレームで寸分の隙もない精度。そこまでしなくてもと思いきや、「職人はついついギリギリまで追い込んでしまうんだ」とのことです。まさに痺れるメイドイン・ジャパン @新潟!

高橋建具製作所 http://www.kimajime.co.jp/index.html

薪ストーブの煙突がついた。

長谷の家に薪ストーブの煙突がつけられました。屋根の上と室内で二人の職人さんが声を掛け合いながら垂直を確認、息の合った取り付け作業。天井内の煙突は断熱材の入った二重管で燃焼中に触っても火傷することはない代物。煙突の中心を床にマーキングして本体の位置を出し、薪ストーブの下に三尺角の大谷石を敷き込むのある。

DLD 薪ストーブ https://www.dld.co.jp/products/stove/

クルミ材でつくる手づくりキッチン。

長谷の家のキッチンは茅ヶ崎にある工房丹・川上師匠に無垢のクルミ材でつくってもらいました。ステンレスのカウンターは平塚のハカタさん謹製、バイブレーション仕上げ也。エッジを極限に薄く折り曲げる職人芸がすごい。師匠の引き手のディテールがきれいですね。建て主さんこだわりのクルミ材。もうすぐ完成、お楽しみに!

国産材の杉は美しい。

逗子の家の玄関ポーチが出来てきた。梁と垂木を化粧材で見せて、軒裏を国産材の杉板を貼りました。きれいですよね。外壁はマットな黒に吹き付けする予定、杉の優しい表情とピッタリな相性に痺れる!

玄関ドアを透明ガラスにする。

ボクがよくやる玄関ドアを透明ガラスにする家。中が丸見えじゃないかと突っ込まれそうですが大丈夫。玄関からの冷気と視線を遮るために三和土を上がって式台の上に引戸を付ける、これならいいでしょ。そして外灯は付けないで、玄関内のダウンライトだけにするのだ。家からもれる明かりが玄関まわりを照らす、これが路地にいい雰囲気を醸し出すのだ。堀商店謹製の真鍮製錠前がイケてる。

トイレは踊り場にひとつ!

毎度おなじみ、トイレを一箇所にするための工夫、階段の踊り場に手洗い付きのトイレをつくる。2階の寝室から五段下りるとトイレ、これなら寝ぼけていてもすぐ近くなので安心です。

2階に引戸の浴室をつくる。

2階に引戸の浴室をつくりました。しっかりとした防水工事を行い、床と腰壁はグレーのモザイクタイル、壁は五寸角の白いタイル、天井はサワラ板。入り口はビバ材で引戸にする。引き込むために浴槽の後ろを掃除できる程度に隙間を取って引く。脱衣室の洗面台は大きめの一体型、ドライヤーを使うコンセントは右側、そしてティッシュを仕舞う引き出し付き、工夫がいっぱいある家なのである。

逗子の家が上棟する。

逗子の蟹田遺跡内で小さな家が上棟。古墳・奈良・平安時代の集落跡だそう。この家は外観が黒、軒裏は杉板張りで遺跡によくなじむことでしょう。現場の帰りに逗子駅前の魚佐次商店で北海道産の特選と書かれたサンマを買う。活気のある魚屋さん、低い声のかけ声で地元民を呼び込む粋なオヤジさん。現場帰りに通いそうです!

ベンチ、ニッチ、コンセントを美しく。

家具の師匠にお願いして栗材でテーブルをつくるダイニング。子供は作り付けで背板付きのベンチ、ご夫婦は静岡のクラフトコンサートに注文したハンスJ.ウェグナーが68年前にデザインした椅子。ベンチの後ろは建て主さんの希望で棚板、横にはニッチとホットプレート用の専用コンセントを美しくレイアウトした。

Yチェア https://www.carlhansen.jp/products/ダイニングチェア/ch24yチェア/

唐松のパネルでトイレの棚をつくる。

トイレの洗面台とトイレットペーパーを置くための棚を唐松のパネルでつくりました。トイレットペーパー置き場は棚の間にぴったり収まる寸法でむき出しでもかわいらしく収納する。左側は一輪挿しを飾りましょう。ペーパーフォルダー、リモコン、手すりはきれいなレイアウトと使いやすさで配置、狭い空間なれど丁寧に考える!

喜んでもらう家。

藤沢、遊行寺の家が出来上がり工事をした工務店から建て主さんへお引き渡しの儀式。堀商店の真鍮製トローチ型の鍵をお渡しすると完成した喜びで笑顔になる、この瞬間が設計者として一番うれしいとき。無垢の杉板が傷だらけになっても家族とともに長〜く、楽しく、幸せに暮らしてくださいね!

切り欠いて納める。

切り欠いて納め、使いやすくする。以前工事中に紹介したリビングルームからキッチンで調理する手元が見えないように立ち上げたカウンターの出来上がりがこれ。キッチンパネルのジョイント位置、正方形のプレートに並べたコンセントとスイッチ、給湯器のリモコンが図面の通りに仕上がった。気持ちがいいくらいに切り欠き寸法もバッチリ、こうじゃないと許せない性格、職人さんありがとう!

スキップする玄関が格好いい。

長谷の家は玄関から一階が三尺スキップしている。路地から玄関はフラットにとの建て主さんの希望でした。おかげで玄関の空間が立体的になり、スキップする段差をスチール階段でデザインしたこと、さらに玄関ドアを格子戸にすることで特徴ある空間が出来つつある。もう一踏ん張り、頑張れ職人、監督さん!頼みましたよ。

キッチンをステンレスで手作りした #2

これこれ、写真を撮ってきました。左から浅めの目皿、野菜くずが詰まったらポイっと捨てる。これよりもっと浅めの製品もありますよ。真ん中が黒いゴムのビラビラの下に入る深めのバスケット。ビラビラがあるので中が見えないのがいい、のかはそれぞれなのだ。

キッチンをステンレスで手作りした #1

キッチンはステンレスしたいという建て主さんの希望。もちろん既製品ではなくブリキ屋さんがプレスしてつくる手作り。水栓のところはカウンターから一段下げるのがボクの主義、カウンターがビチャビチャにならないため、これは絶対に譲れない。今回は角のアールをいつもより小さめに、10Rで図面を描いてお願いしました。まったくアールがないとお掃除がしづらいのでスポンジで拭える程度に丸くする。浅い目皿は建て主さんのご希望、通常は黒いゴムのビラビラした蓋の下に深めのバスケットなのが標準。十人十色なのですね、使い方はそれぞれなのが設計していて勉強になるところです。

物干しをヒバ材で手作りした。

物干しを木でつくって欲しいとの建て主さんの希望があり、スチールとヒバ材でデザインした。杉板張りの軒天井なので、吊り下げる部分は軽やかにしたく木ではなく亜鉛メッキしたスチールの丸鋼にした。周囲の緑と焼き杉の外観とお似合いです。普段はステンレスの既製品を使いますが、たまにはこんな手作りもいいですね。

アーチの入り口に引戸を付ける。

キッチンとパントリーを仕切る引戸をアーチにして欲しいという乙女心に答えるために考えました。引戸は吊り式にして開け閉めがスムースにしたい、難題である。引戸をアーチには出来ないので、漆喰壁をきれいに見切るためにスチールでつくった枠を取り付けました。いろいろやってるでしょ。さて、どんな仕上がりになるか乞うご期待!

「中庭のある家」の植木を選ぶ。


長谷の「中庭のある家」がもう一踏ん張り。完成すると中庭に植木を搬入するのが困難なため建て主さんと植木屋さんの畑に行ってきました。中庭はご希望のヤマモミジ、すらっとした姿の株立ちで十二尺ほど高さ。左上から時計回りにヤマモミジ、ソヨゴ、難を転じて福となす南天、シマトネリコを選んだ。外構の生け垣は本榊の予定、門の代わりに杉板の打ち放しでつくるヒンプンをたてる。グレー系の外観、木枠の建具、杉の面格子、格子の玄関ドアとお似合いで楽しみですね、あと一息で完成です。

軽やかな階段とスチールの手すり。

葉山公園の家は1階と2階の間に天井の低い物置をつくった。物置の上は2階から七段上がったところに屋根裏のようにデザインした子供室がある。からパネルとマットブラックに塗ったスチールの手すり、クイッと曲げてす〜っと登る手すり。職人さんが手づくりしたものはいつまでも飽きることがない良さがあります、白い漆喰壁の表情とよく合っています。

からパネル https://www.kodoh.co.jp/zai/zai_17.html

スチールと唐松のらせん階段。

焼き杉でつくった葉山公園の家は壁と天井はぜ〜んぶ漆喰仕上げ、海に近いので湿気によるカビ対策。床は杉の無垢板。階段はスチールをマットブラックに塗装したらせん階段、段板は国産の唐松材を三層パネルにしたからパネルをつかいました。ペントハウスから降りそそぐお日様のため明るい階段が楽しい暮らしにしてくれるのです。

丸い舟窓をつける方法。

長谷の家が佳境に入りました。子供室につく丸窓の下地が指示通りに出来上がっていました。もともと船のための窓だから、サッシのように外壁側からではなく室内側から取り付けることになる。当然、雨仕舞いが問題なるが何度も付けているので大丈夫。あと一息だぞ、頑張れ職人たち!

三和土の立ち上がりを仕上げる。

土のように枯れた風情の三和土仕上げが復活しつつあります。引退した左官の師匠の記録から作り方がだんだん分かってきた。そこでいつも思案するのが玄関内の立ち上がり部分なのです。三和土のように大きな砂利は埋められないので、このように細かな砂利でザラッと薄く仕上げる。これも左官屋さんの案配次第なので毎度同じとはいきませんが、まぁいい感じの仕上がり具合です。

船舶用の調光器をつける。

長谷で工事している家が完成めがけて大工さん、電気屋さん、設備屋さんが追い込み中。建て主さんの希望でリビングの照明は調光器をつける。これが問題で、照明と調光器が同位置メーカーでないとちゃんと作動するか分からないのだ。さらに船舶用の無骨な調光器がご所望だから電気屋さんが作動チェックをしないとチカチカしたりする可能性がある。長谷の老舗電気屋さん、後上さんが奮闘中。

砥石のある現場。

ボクの現場にはバケツの水に浸かった砥石が必ず置いてある。まぁ、当たり前のことなのですが大工さんがノミやカンナを使っていると証明、つまり手づくりの家だということです。砥石は建材で作られる家では不要なもの、たぶんね。大工さんが道具を大事にしているのを見るとうれしくなります!

焼き杉とヒバのコラボ。

藤沢、遊行寺の家が完成間近。外壁の焼き杉が張られ、玄関ポーチは杉の軒天井とビバ材の暖簾掛けのコラボがぴったり合っている。藍染めされた暖簾が掛かると素敵だろうなぁ!

夏の青竹が眩しい結界。

路地と駐車スペースの結界は竹でつくっている。手軽に抜き差しし、取り外し出来る工夫を由比ヶ浜の竹屋さん・寅堂の山田さんが考案してくれた逸品。竹は二年ほど経つと割れの中に雨水が入り出すと取り替えの合図。ホントは年末に交換して新年を迎えるのが恒例だったのですが、今年はタイミングが合わず夏の青竹となりました。取れたての鮮やかな真竹(マダケ)が眩しいです。切り立てなので相当に重たい、乗せただけですが台風が来ても落ちたことは一度もない。

切り欠いて納め、使いやすくする。

リビングルームからキッチンで調理する手元が見えないように壁を立ち上げる。その上を幅広のカウンターにして配膳が出来るようにするのがうちの定番。キッチンの壁には特殊な塗装をしたマットな白のボード、畳一枚の大きさがあるのでつなぎ目無しで貼れるのがいい。スイッチとコンセントが付く位置のカウンターは、切り欠いて使いやすく工夫をする。こんなところが住宅の設計では大事なんです。

新潟県から簀戸(すど)がやってきた。

早朝に新潟を出発してお昼に鎌倉・御谷の家に到着。高橋建具製作所の親方と五十嵐さんが注文していた簀戸をバンに積んでやってきた。敷居、鴨居の寸法通りにつくってくれたので、簀戸の吊り込みはあっという間に取り付け完了。框は新潟杉をつかい、室内から外がクッキリ見える竹ひごを選んだ。相談しながら和風にならないよう框をできるだけ細く、組子はできるだけ大きくした。竹ひごを編む糸は茶色を選び、組子の巾に合わせて編み職人さんが均等に編んだ特注品だ。出来上がりは部屋からスダレ越しに御谷の森がくっきりと映し出されるが、外からは室内の様子がまったくと言っていいほどのぞくことが出来ない。日本の職人さんはすばらしいです!

高橋建具製作所 http://www.kimajime.co.jp

奇跡の三和土仕上げ。

もう、無理、出来ないと左官屋さんからさじを投げられていたモルタルベースの三和土仕上げを再現することが出来ました。左官屋さんもこんなの初めてやったよって。拙宅とは仕上がりがすこ〜し違うのですが、十分に満足いく出来映え。もうすこし枯れた感じだともっとよかった。左官屋さん、頑張ってくれてありがと!

猫さん、どうぞお通りくださいませ!

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

焼き杉の家が出来上がりました。猫さんがお通りするアーチのトンネルがいいでしょ、スチールプレートを折り曲げてつくりました。

杉材と鉄のらせん階段。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

柔らかい杉の柱と梁、1階から屋上までつながるスチール製のらせん階段がいいバランスで出来上がりました。手すりもスチールの丸鋼で軽やかにデザインした。スチール部分は建て主さんの希望でマットなブラック色。漆喰の白い壁とよくマッチしています。

スチールとナラ無垢板の階段。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。鎌倉・御谷の家が完成、スチールと無垢のナラ板でつくった階段が姿をあらわした。われながらシンプルで美しいとため息、段を支えるプレートも最小限に小さく、先端を丸くデザイン。一筆書きの鉄の手すりが格好いい、グラファイトという鉛色の高級な塗装をしました。階段下は三和土仕上げ。

十和田石を貼ったお風呂。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです

鎌倉・御谷の家がいよいよ内装工事、お風呂の床と腰壁に十和田石が貼られました。乾いているとうっすらと緑色、濡れるとカメレオンのごとく深い緑色に変化するのが魅力。壁と天井はヒバ材で奢る。浴槽は天保二年創業、広島県で鋳造した真っ白は鋳物ホーローバス。気持ちいいだろうなぁ!もう少しで完成します。

大和重工 http://www.daiwajuko.co.jp

腰壁と漆喰壁をアルミで見切る。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです

工務店がちがっても収まりは同じ、図面通りに腰壁と漆喰壁をアルミ材のアングルで見切る。厚みはイチミリ半、す〜っと極細でシルバーの線が通るだけでスッキリと見切る。こうするために、下地材のボードを石膏ボード12.5mmとベニヤ4mmで組み合わせるのだ。すると上下の仕上がりがツライチ、段差なしで仕上がる、どうだ!

炙って曲げる手すり。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです葉山の家は大工さんの工事がおわって仕上げ工事に入りました。きょうは建て主さんと外構の打ち合わせ。縦張りした杉材でつくる黒板塀の高さを室内の床面から何度も確認、周囲にある家の塀の高さと比べながら違和感のない高さに決める。いつもと違う鍛冶屋さんでしたが図面通りの手すりがついておりました。800度で炙って曲げた手作り、いいねぇ。帰りに現場専用の靴を片方、Vespaの荷台から落下して紛失。VANSの大事なスリッポン、無念であります。

お城の狭間(さま)を手すりにつける。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

家の配置、玄関の位置、バルコニーの位置は見える景色、お隣の窓、風通し、日当たりで決まる。その上でバルコニーの手すりは解放した亜鉛スチールの手すりにするか、周辺から覗かれない高さの手すり壁にするか考える。近隣が近いときは椅子に座ったときに覗かれない高さ、例えば1メール60センチくらいにする。すると外の様子が見えないのでこれが登場する。内側が広くて外側が狭いのぞき窓、鉄砲を撃つお城の狭間(さま)である。ちょっとでも外の様子が見えるとホット安心出来るのだ。小さな狭間から瓦屋根の風景が見えている。

狭間 https://ja.wikipedia.org/wiki/狭間

トイレの手洗いも手づくりする。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

インターネットの時代になって設計がホントにやりづらくなってしまった。画像で検索すれば住宅が出来ちゃうくらいの情報量。さらにネット価格で最安値が分かり建て主さん支給になる、建設会社との信頼感はどうなるんですかと愚痴る。これはメーカーの既製品と同じものを手づくりしたトイレの手洗い。唐松のパネルに洗面器を乗っけて扉だけつけるだけの超ローコスト、ネットの時代でも職人さんにゆだねるのがボクの設計。なかなかいいでしょ!

タイル割りにこだわる。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

なんでもピリッとしないとイヤな性格。コンセントの高さ、左右の位置、リモコンの並べ方も正確に図面化している。で、建て主さんがタイルをご所望したときはたいへん、割り付けで半端が出るのだけは許さない。これは洗面台とカウンターの間に貼ったタイル。カウンターの高さは決めているので長方形と小さな正方形を組み合わせて設計した。気持ちがいいくらい、うまくいった!

建具屋さんと打合せ @葉山

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。快晴の葉山、建具屋さんと図面の仕様を確認しながら打合せ。何度もお願いしている一寸木(ちょっき)さんは南足柄の超物知りの建具職人。展開図と建具表にすべての金物、彫り込む引き手の長さと位置を描き込んであるのがうちの図面、間違えがないか確認していく。堀商店の小さなレバーハンドルが現場に届いておりパチリ。浴室のヒバ材でつくる框ドアにこれをつける。縦框の巾は75mmにしてど真ん中にMCRがつく、かわいんだよ!

パンツをはいた鍵穴!

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。どうだ、鍵穴はいないいないばぁ〜だ。外構の門扉につける鍵の相談を堀商店の営業さんに伺ったらこれを教えて下さった、知らなかったなぁ。特注品ですが追加費用が二千円ほどと驚くほど良心的です。雨がかりの外構だけじゃなく、玄関ドアにも付けてみたい誘惑に駆られる。掘さんに痺れました、職人だねぇ!

photograph by HORISHOTEN Mr.MATUZAWA

合資会社 堀商店 http://www.hori-locks.co.jp

水無月の上棟

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

長谷の家が上棟しました。梅雨入りした水無月、薄曇りでしたが無事に上棟。おめでとうございます。いろいろ仕掛けのある凝った住宅、キッチンのカウンターはスクラッチ加工したステンレスでガンメタのように濃いめのグレー、仕上がると格好いいと思います。工房丹の川上師匠とステンレスの師匠ハカタさんによる手作りキッチンです。ご所望のトグルスイッチはサンプルとして購入したので今度現物を見て決めましょう。楽しみですね!

鎌倉・御谷の家

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

鎌倉・御谷の家の足場が外され、焼き杉のお姿が現れました。北側の玄関には透明のポリカーボネートと木のルーバーの軽やかな屋根が掛かる、上を見上げると可愛いお手々のようなモミジの緑が覆い被さる。アッと感動する玄関アプローチがもうすぐ完成します。

な〜だ、これ!

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これはね、お猫さまがお通りのトンネルであります。トンネルなんだからアーチにしたいじゃないですか。木でアーチは難儀して不細工になるので、ここはお得意のスチールでつくりました。お猫さまはここを通ってトイレに向かうのです。う〜ん、床板の真ん中に合わせたかったなぁ、チョイと残念。

手摺りを炙ってなめらかに曲げる。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

出来ない、無理、ダメダメと言われたスチールの手摺りが見事なめらかに曲げられ取り付きました、うれしい!お馴染みの鍛冶屋さんが投げ出しそうなところをヨイショしてつくってもらった。なめらかな形状を伝えるために同じ太さのビニールホースを曲げながら「こうしたいんだよ」って説明。炙って、曲げて、ねじる、これがもうのすごく難しいらしい。ねじるとクニャッと折れ曲がったりしてなめらかにならないだそうだ。はい、たいへんよく出来ました。ありがとう。

焼き杉の家にスチールの手摺りをつける。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。鎌倉・御谷の家はリビングルームは全開口に開く片引きの特注木製窓、そして網戸、障子、簀戸がつく。床から25センチから窓のため軽やかなスチールでデザインした手摺りをつける、フラットバーが1本、あとは細いステンレスワイヤーでつくる。さて、どうやって焼き杉の外壁に腕木をつけたら頑丈なのか、縦の手摺りは挟んでボルト締めした方が強いはずだ。これ、建築の本に出ていた事例からヒントをもらいました。ちなみに手摺り自体のデザインは真似していませんので許してね!スチールは鉛色のグラファイトペイントでシックに仕上げる。

グラファイトペイント http://www.kansai.co.jp/products/catalog/pdf/206.pdf

青空、新緑、海と焼き杉の家。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

焼き杉の家の足場が取り外された。快晴、二階の窓、屋上から公園の新緑ごしに真っ青な海が見える。暑い暑いと毎日ニュースで言われていますけど、湘南は風が気持ちよく最高の季節です。やっぱり窓をあけて風が通る家が気持ちいい。熱中症は心配ご無用!

神社の上、森の家。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。快晴の湘南。神社の上、森の家が上棟しました。神社の裏山の頂上にある敷地、南向きに森を望む絶好の借景であります。1階のリビング+ダイニングキッチン、2階の和室から森を見ながら暮らす建て主さん。

620本の押し縁を塗る、塗る、付ける、付ける!

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

御谷(おやつ)の森の焼き杉が張られいよいよ板と板の間に35×厚さ21の押し縁620本の取付が始まる。取り付ける前に1本ずつ丁寧にキシラデコールを塗ってあげる。ビスは真鍮のスクリュー釘を打つ。大工さん、頑張れ。どうぞおきばりやす!!!

住宅はワッシャーにもこだわるのだ。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

多少の気の緩みは許せたとして、ネジの緩みは許せん。生きた天然の木材は乾燥材でも呼吸をしているので気の緩みはある。乾燥して緩んだときにビシッと締め付けてくれるのがこのワッシャー。ちょっとねじれているところがお味噌、バネ鋼なのでただのねじれじゃなくグイグイ締め付けるのだ。気の緩みは許さないのです。

NRTワッシャー http://www.kohwa-sss.co.jp/products/kenchiku/k-017.html

熱効率のいい床暖パネルをつける。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。床暖房の方法をあれこれ見積もりを取っているなか、紛れ込んでいた高効率なパネル。通常の給湯器による温水は60度、ところが給湯式では一番省エネなシステムでは温水が40度と低目、これを補うために配管とパネルがいい仕様になっている。今回は変則的に通常の給湯器と高効率仕様の組み合わせで、低温の温水設定にして省エネを狙うのが建て主さんの希望、少しコストアップですがこの案もありだな。

ECO ONE http://rinnai.jp/ecoone/

無垢の杉と焼き杉のコントラストが美しい。

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葉山の家の炭炭の焼き杉が張られてきました。軒裏は無垢の杉板、軒も黒く塗ろうか迷っていましたがこれを見たら塗らないことに決まりだな。建て主さんはどう感じるでしょうね。兄弟のカーペンターズが洋服を炭だらけにして格闘中、帰宅すると奥さんが洗濯しても落ちないとブツブツ言われるそうです。ごめんね。
 

通気と気密を勉強 @千葉県松戸市。

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「現場でいきる防水・通気と気密の実務の要点」という勉強をするため千葉県松戸市まで行ってきました。防水と通気は施工でついついやってしまいそうな事例でガッテン、通気部材は20年前からうちの定番の商品でもう一度取付方法をおさらい。気密はすきま風との戦いでダダ漏れだと、壁に葉書5枚分ほどの穴が空いている状態。計画換気もこの穴があると換気ゼロの部屋が出来てしまうことを知る、恐ろしい。ときどきおさらいで勉強すると気が引き締まるのである。

日本住環境 http://www.njkk.co.jp

壁の中にお布団を敷きつめる。

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お布団というのは嘘です。お布団のような断熱材、古紙を綿状にしたセルローズファイバーを屋根と壁に吹きこむとちょっと固めのお布団を入れた感じ。思った以上にズッシリ感があってパンパン。

マツナガ http://www.ms-matsunaga.jp/insulation/ms/different/

御谷の森に煙突が立つ。

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御谷(おやつ)の森のなかに煙突が立ち上がった。薪ストーブ屋さんは屋根から飛び出た箱のようなチムニーの提案でしたが即却下する。折角シャープな屋根の上に洋風の家を模したようなデザインは絶対にヤダよ〜。シンプルに、シンプルにいきましょう。
 

塗るか塗るまいか、迷う。

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林・中原・山田設計同人の山田初江先生が半世紀前に設計した鵠沼の家。増築された部分を壊して当時の間取りに減築し、傷んだところを修理した。ボクの仕事は仕上の選定や木製建具の詳細程度で、鎌倉組の工務店と構造事務所が大活躍。耐震性のまったくなかった建物を限界耐力計算してもらい現在の基準にまで引き上げた。傷んだ屋根回りは接ぎ木をして杉板を張ってお直しする。さて、真新しい軒裏の杉板を着色するかそのままにするか迷う。このパンダ柄もお直ししたぞって感じでイケているとボクは思うのですが、どうですか。いや、塗ることにしました。

玄関ポーチに飾りを吊す無双釘をつける。

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玄関の位置はとても大事にしている。道路からすぐ玄関ではなく、ちょっと植栽を回り込んだりして勿体ぶって屋根の掛かるポーチをつくる。ここのところ、お正月飾りやクリスマスリースをポーチや木製のドアにつけたいというご所望が増えています。今回は茶室に使う出たり入ったりする京都の室金物謹製無双釘の沈みタイプを選ぶ。使うときだけ折釘を引き出して使う、由緒正しきホンモノの金物。裏千家の花生け用だそうです。マットな黒なので外壁にはいいと思いますが、ドアに付けるときは目立たない竹釘がよいです。

無双釘 https://www.murokanamono.co.jp/nakakugi.htm

3Mの摩擦ダンパーを取り付ける。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。3M社が開発して発売ホヤホヤの木造軸組用摩擦ダンパーを取り付けました。それなりに費用が掛かりますが、基本2箇所付けるだけでも地震の揺れを半分以下に低減出来る優れものです。大工さんが取り付けることが出来る。壁の耐力5倍が取れる性能があり、さらに国土交通省の大臣認定を取得している信頼感がいいのだ。

神社の森に建つ焼き杉の家。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。春の青空、藤沢で神社の森の前に建つ家の地鎮祭を執り行いました。藤沢駅から近く、よくこんなにいいロケーションの土地を見けたものだと感心します。南は自分の森のように神社の神聖な森、将来ともここに建物が建つことはない。南西方向を見ると木の間から富士山を望む、素晴らしい!ここに焼き杉を張った家が建ち、見事に森の景色に馴染むのだ。センスのいい建て主さんですね。神主さんから頂いた棟札と鎮物がとっても立派でした。このような鎮物を見たのははじめて、こっそり蓋を開けてみると真鍮の人の形をしたブリキが一番上に入っていました。鎮物の中を見たのもお初です。

焼き杉を張った外壁が人気。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

鎌倉でも焼き杉を張った家がチラホラ建ってきました。海の近くで一番お勧めの外壁は何ですかと質問されると必ず「杉板」と言っています。何でって鎌倉の古いお寺さん、漁師さんの家や民家の多くが板張りだからです。その中でも西日本の海辺の家に多い杉の表明を焼いて炭にした焼き杉は30年間メンテナンスがいらないと言われている。雨がかりの多い箇所などは手入れが必要でしょうが。今年完成する3軒が焼き杉を張ります。写真は事務所のサンプルにするため表面を水で炭を落としていますが、実際につかう板はまっ黒で炭、炭で手がまっ黒になります。工事の最中に雨で多少黒い炭の粉は落ちるので粉が舞ったりすることはありません、たぶんです。

白い壁と「からパネル」の階段。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。いまボクが一番好きな素材を組み合わせした階段です。踊り場の上の窓からからお日さまのポカポカを1階の廊下まで導く。白い壁は紙のルナファーザーチップス20番、段板は長野県産の唐松を3層のパネルにしたもので集成材と違ってナチュラル感を持っている、手摺りはスムースにひと筆書きのように2階まで手すり子(手摺りを壁に取り付けるパーツ)に触れることなく登れる階段。今回は大満足、この手摺りを握って毎日楽しく階段を上り下りしてして頂ければボクは幸せです!

手づくりしたステンレスのキッチン。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。笑えるキッチン、コの字型のステンレスカウンターを現場溶接は許さず一体でつくらせて決死の搬入劇。レッカーなしで、職人さん総出でバルコニーから吊り上げて取り付ける、笑っちゃいけないけどやってる様子を思うと笑える。ごめんね、職人さんさま。次の現場も笑えるキッチンなんだな、どうやって持ち上げるのか見物です。収納の仕上はシナベニヤに防水性の高いウレタン塗装でナチュラル、中村好文さん定番の納めを参考にしました。ツヤのない白い壁はボクの定番、畳よりデッカいパネルで油や薬品に強い製品。デッカいのでジョイントなしで張れるのがいいのだ、製品名は教えないよ。調味料を収納する扉は通称仏壇金物を使う、開いた扉が壁に収納されフルオープンになる。洗剤を置くポケットは建て主さんからの要望でした。こんなの出来ないよって思いながら平塚のハカタさんに相談すると「できるよっ!」、え〜マジ?町場の職人さんの技術を侮ってはいけません。でも、角のRを何ミリにしてとか、それは出来ないとか一応苦労した納まりなのです。いい感じでしょ、この形状がベストかどうかは使って頂いて後日報告としましょう。

ロフトの階段がうまい、と自画自賛!

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。2階のリビングルームはこう、なってるんであります。階段室がグルッと明るくガラスとポリカーボネート囲まれ、そこに90mm巾のスチールの階段がロフトにつながる。これって相当に図面を描かないと真壁の柱の芯ずれ、見切り、戸当たりと難易度はウルトラC以上なのです。ボクはこうしたいと考えるだけ、これをスタッフ浅場が涙目になって図面を描いて納める。そして小さな入れ墨のある棟梁が張り切る。みんなに迷惑掛けるボクですが、完成するととみんなが幸せになるのが家づくりなのである。みんな、ありがと!

ロフトの階段は華奢がいい。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

ボクはこの軽やかさにこだわったのだ。リビングルームからロフトに上がる階段、兎に角細く華奢でシャープで段板がスチールのササラから飛び出るデザイン。足下は三分浮かせて取り付ける工夫でササラが床に刺さってないように見せる、ここがポイントなのだ。建て主さんにお願いされた訳でもなく、かと言って設計者が勝手に無粋なデザインを考えたことでもなく建て主さんに了解は得ないところでボクらのひと工夫、これを見てニヤって思って頂けたら嬉しいですね。信頼関係があれば、出来てからのお楽しみもいいじゃないですか。CGを駆使して完成予想図をお見せするよりも、出来たときに喜んで頂けるとボクは思っています。なので、お任せは信頼関係なのです、ね!

木童のからパネル https://www.kodoh.co.jp/zai/zai_17.html

楽しい階段をデザインする。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

こんなメールをいただくとうれしいですね。「階段空間がとても軽やかな抜けを持っていて感激しました。」とは階段の両側の壁がガラス戸になっていて、階段を挟んで配置したリビングと小さな書斎が見えるように設計。さらに階段の真ん中に壁を付けないで軽やかなスチールの手摺りをグルッと取り付ける。夜の階段はリビング、書斎の明かりで照明を付けなくても上り下りできる。楽しい階段をつくることは住宅設計では重要なのです。

床下を温めて蓄熱させる暖房がいい。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。鎌倉市雪ノ下、御谷(おやつ)の森で始まった家は新しい暖房方法を採用しました。床下全体にはり巡らした100φの配管の中を温水で温めた空気がファンでグルグル循環してベタ基礎の土間と床組みを温めてゆっくりと蓄熱する。すると床下の温度は30度ほどに上昇し、1階の全室を優しく暖めてくれるというスウェーデンで考えられたレガレットという暖房方法。配管工事は朝からはじめて夕方ごろにはおおかた完了、システムがシンプルなため施工も早く工事費も100万円程度と思いの外安く感じます。床下の空間を配管することでメンテナンスも容易で、万が一ファンが壊れても床下点検口から修理が可能。給湯器とファン+ダクトだけで暖房。ハイテク設備じゃないのがいいんだ。

簀戸を教わる @日本橋室町1丁目

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。日本橋室町1丁目の2階、日本橋三越を眺めながら簀戸(すだれの建具)の勉強をする。15歳で弟子入りして修行した新潟の社長さんから直々に枠材に使う杉の特徴、秋田杉、新潟上物杉、新潟杉の立米単価から乾燥方法、雪に晒すことでいい色合いになること、建物のしつらえに合わせることが肝心と作り手の側からの貴重な経験を伝授頂きました。コテコテの職人さん、自分の仕事を愛しているのが伝わり惚れ込んでしまいました。すだれの材料は上物から萩、御形(ごぎょう)、竹ひご、葭(よし)とあり、室内から外がクッキリ見えるのが萩と竹ひご。秋の七草、萩は栃木県渡良瀬川のもので生産しているのは1軒のみとのこと、非常に貴重な素材です。すだれを編むのも新潟では残る1軒と絶滅寸前。ブラタモリで「新潟は砂のまち」とあったように防砂の目的ですだれを編む職人さんがいっぱいいたのだそうです。編んでいる綿糸は大切に使えば100年持つのだそうです。建具の幅に合わせてピッチを調整して均等になるように編む、そしてすだれ材の間隔は編み込む方法でピッチリさせたり隙間をあける技まであるのだそうです。雪の下ではじまった家の窓は新潟の職人さんに託して簀戸を仕込むことにした。今時、季節ごとに障子と簀戸を取り替えるのは非現実的で考えたのが障子の敷居と鴨居を同時に利用する工夫。左右に戸袋を設けて昼間は簀戸、夜は障子。無粋なカーテンやブラインドを使わず、季節を問わず障子と簀戸を毎日楽しめる家が夏に完成します。頂いたサンプルにラベルを貼って大切に保管し、建て主さんに「いいでしょう」とそそのかすのである!

海近くの家は焼き杉がいい。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

「猫のための家づくり」が評判らしい。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。建築知識誌が特集した「猫のための家づくり」が専門誌にも関わらずたいそう売れたと評判らしいのだ。確かに建築家が工夫した事例が満載なのだから猫好きの方には参考になるだろうね。そしたら柳の下の二匹目のドジョウ狙いか、お江戸のNPO法人に書籍化の依頼が舞い込んだらしいのだ。早速、事例の募集が始まった。ボクはぜんぜんたいした事例を持ってないのだが、遠慮がちに「猫のトンネル」をだしてみたら「これでいいのだ、こういうのが欲しいのだ!」と担当者から返信。ふ〜ん、こんなのでいいんだ。「漆喰壁にトンネルをつけるので、スチールプレートでアーチを作って埋め込み、巾木の出に合わせて漆喰も見切る」、それだけ。赤丸のところがトンネルなのだ。

カーペンターズの土台敷き。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。小田原から来てくれる兄弟の大工さん、まさにカーペンターズ!土台は米ヒバ材で4寸角。ホールダウン金物とアンカーボルトの位置を正確に墨付けしてドリルで穴開けしていく。やっぱり兄弟はピッタリ息が合って見ていて気持ちいいですね。このカーペンターズは腕がいい、手が早いで評判の優秀な大工さんズ!

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