森ヒロシ建築設計所

神奈川県・鎌倉の建築家 森ヒロシ建築設計所

[住まい]

新潟県から簀戸(すど)がやってきた。

早朝に新潟を出発してお昼に鎌倉・御谷の家に到着。高橋建具製作所の親方と五十嵐さんが注文していた簀戸をバンに積んでやってきた。敷居、鴨居の寸法通りにつくってくれたので、簀戸の吊り込みはあっという間に取り付け完了。框は新潟杉ををつかい、室内から外がクッキリ見える竹ひごを選んだ。相談しながら和風にならないよう框をできるだけ細く、組子はできるだけ大きくした。竹ひごを編む糸は茶色を選び、組子の巾に合わせて編み職人さんが均等に編んだ特注だ。出来上がりは部屋からスダレ越しに御谷の森がくっきりと映し出されるが、外からは室内の様子がまったくと言っていいほどのぞくことが出来ない。日本の職人さんはすばらしいです!

高橋建具製作所 http://www.kimajime.co.jp

奇跡の三和土仕上げ。

もう、無理、出来ないと左官屋さんからさじを投げられていたモルタルベースの三和土仕上げを再現することが出来ました。左官屋さんもこんなの初めてやったよって。拙宅とは仕上がりがすこ〜し違うのですが、十分に満足いく出来映え。もうすこし枯れた感じだともっとよかった。左官屋さん、頑張ってくれてありがと!

猫さん、どうぞお通りくださいませ!

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

焼き杉の家が出来上がりました。猫さんがお通りするアーチのトンネルがいいでしょ、スチールプレートを折り曲げてつくりました。

杉材と鉄のらせん階段。

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柔らかい杉の柱と梁、1階から屋上までつながるスチール製のらせん階段がいいバランスで出来上がりました。手すりもスチールの丸鋼で軽やかにデザインした。スチール部分は建て主さんの希望でマットなブラック色。漆喰の白い壁とよくマッチしています。

スチールとナラ無垢板の階段。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。鎌倉・御谷の家が完成、スチールと無垢のナラ板でつくった階段が姿をあらわした。われながらシンプルで美しいとため息、段を支えるプレートも最小限に小さく、先端を丸くデザイン。一筆書きの鉄の手すりが格好いい、グラファイトという鉛色の高級な塗装をしました。階段下は三和土仕上げ。

十和田石を貼ったお風呂。

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鎌倉・御谷の家がいよいよ内装工事、お風呂の床と腰壁に十和田石が貼られました。乾いているとうっすらと緑色、濡れるとカメレオンのごとく深い緑色に変化するのが魅力。壁と天井はヒバ材で奢る。浴槽は天保二年創業、広島県で鋳造した真っ白は鋳物ホーローバス。気持ちいいだろうなぁ!もう少しで完成します。

大和重工 http://www.daiwajuko.co.jp

腰壁と漆喰壁をアルミで見切る。

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工務店がちがっても収まりは同じ、図面通りに腰壁と漆喰壁をアルミ材のアングルで見切る。厚みはイチミリ半、す〜っと極細でシルバーの線が通るだけでスッキリと見切る。こうするために、下地材のボードを石膏ボード12.5mmとベニヤ4mmで組み合わせるのだ。すると上下の仕上がりがツライチ、段差なしで仕上がる、どうだ!

炙って曲げる手すり。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです葉山の家は大工さんの工事がおわって仕上げ工事に入りました。きょうは建て主さんと外構の打ち合わせ。縦張りした杉材でつくる黒板塀の高さを室内の床面から何度も確認、周囲にある家の塀の高さと比べながら違和感のない高さに決める。いつもと違う鍛冶屋さんでしたが図面通りの手すりがついておりました。800度で炙って曲げた手作り、いいねぇ。帰りに現場専用の靴を片方、Vespaの荷台から落下して紛失。VANSの大事なスリッポン、無念であります。

お城の狭間(さま)を手すりにつける。

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家の配置、玄関の位置、バルコニーの位置は見える景色、お隣の窓、風通し、日当たりで決まる。その上でバルコニーの手すりは解放した亜鉛スチールの手すりにするか、周辺から覗かれない高さの手すり壁にするか考える。近隣が近いときは椅子に座ったときに覗かれない高さ、例えば1メール60センチくらいにする。すると外の様子が見えないのでこれが登場する。内側が広くて外側が狭いのぞき窓、鉄砲を撃つお城の狭間(さま)である。ちょっとでも外の様子が見えるとホット安心出来るのだ。小さな狭間から瓦屋根の風景が見えている。

狭間 https://ja.wikipedia.org/wiki/狭間

トイレの手洗いも手づくりする。

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インターネットの時代になって設計がホントにやりづらくなってしまった。画像で検索すれば住宅が出来ちゃうくらいの情報量。さらにネット価格で最安値が分かり建て主さん支給になる、建設会社との信頼感はどうなるんですかと愚痴る。これはメーカーの既製品と同じものを手づくりしたトイレの手洗い。唐松のパネルに洗面器を乗っけて扉だけつけるだけの超ローコスト、ネットの時代でも職人さんにゆだねるのがボクの設計。なかなかいいでしょ!

タイル割りにこだわる。

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なんでもピリッとしないとイヤな性格。コンセントの高さ、左右の位置、リモコンの並べ方も正確に図面化している。で、建て主さんがタイルをご所望したときはたいへん、割り付けで半端が出るのだけは許さない。これは洗面台とカウンターの間に貼ったタイル。カウンターの高さは決めているので長方形と小さな正方形を組み合わせて設計した。気持ちがいいくらい、うまくいった!

建具屋さんと打合せ @葉山

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。快晴の葉山、建具屋さんと図面の仕様を確認しながら打合せ。何度もお願いしている一寸木(ちょっき)さんは南足柄の超物知りの建具職人。展開図と建具表にすべての金物、彫り込む引き手の長さと位置を描き込んであるのがうちの図面、間違えがないか確認していく。堀商店の小さなレバーハンドルが現場に届いておりパチリ。浴室のヒバ材でつくる框ドアにこれをつける。縦框の巾は75mmにしてど真ん中にMCRがつく、かわいんだよ!

パンツをはいた鍵穴!

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。どうだ、鍵穴はいないいないばぁ〜だ。外構の門扉につける鍵の相談を堀商店の営業さんに伺ったらこれを教えて下さった、知らなかったなぁ。特注品ですが追加費用が二千円ほどと驚くほど良心的です。雨がかりの外構だけじゃなく、玄関ドアにも付けてみたい誘惑に駆られる。掘さんに痺れました、職人だねぇ!

photograph by HORISHOTEN Mr.MATUZAWA

合資会社 堀商店 http://www.hori-locks.co.jp

水無月の上棟

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長谷の家が上棟しました。梅雨入りした水無月、薄曇りでしたが無事に上棟。おめでとうございます。いろいろ仕掛けのある凝った住宅、キッチンのカウンターはスクラッチ加工したステンレスでガンメタのように濃いめのグレー、仕上がると格好いいと思います。工房丹の川上師匠とステンレスの師匠ハカタさんによる手作りキッチンです。ご所望のトグルスイッチはサンプルとして購入したので今度現物を見て決めましょう。楽しみですね!

鎌倉・御谷の家

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鎌倉・御谷の家の足場が外され、焼き杉のお姿が現れました。北側の玄関には透明のポリカーボネートと木のルーバーの軽やかな屋根が掛かる、上を見上げると可愛いお手々のようなモミジの緑が覆い被さる。アッと感動する玄関アプローチがもうすぐ完成します。

な〜だ、これ!

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これはね、お猫さまがお通りのトンネルであります。トンネルなんだからアーチにしたいじゃないですか。木でアーチは難儀して不細工になるので、ここはお得意のスチールでつくりました。お猫さまはここを通ってトイレに向かうのです。う〜ん、床板の真ん中に合わせたかったなぁ、チョイと残念。

手摺りを炙ってなめらかに曲げる。

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出来ない、無理、ダメダメと言われたスチールの手摺りが見事なめらかに曲げられ取り付きました、うれしい!お馴染みの鍛冶屋さんが投げ出しそうなところをヨイショしてつくってもらった。なめらかな形状を伝えるために同じ太さのビニールホースを曲げながら「こうしたいんだよ」って説明。炙って、曲げて、ねじる、これがもうのすごく難しいらしい。ねじるとクニャッと折れ曲がったりしてなめらかにならないだそうだ。はい、たいへんよく出来ました。ありがとう。

焼き杉の家にスチールの手摺りをつける。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。鎌倉・御谷の家はリビングルームは全開口に開く片引きの特注木製窓、そして網戸、障子、簀戸がつく。床から25センチから窓のため軽やかなスチールでデザインした手摺りをつける、フラットバーが1本、あとは細いステンレスワイヤーでつくる。さて、どうやって焼き杉の外壁に腕木をつけたら頑丈なのか、縦の手摺りは挟んでボルト締めした方が強いはずだ。これ、建築の本に出ていた事例からヒントをもらいました。ちなみに手摺り自体のデザインは真似していませんので許してね!スチールは鉛色のグラファイトペイントでシックに仕上げる。

グラファイトペイント http://www.kansai.co.jp/products/catalog/pdf/206.pdf

青空、新緑、海と焼き杉の家。

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焼き杉の家の足場が取り外された。快晴、二階の窓、屋上から公園の新緑ごしに真っ青な海が見える。暑い暑いと毎日ニュースで言われていますけど、湘南は風が気持ちよく最高の季節です。やっぱり窓をあけて風が通る家が気持ちいい。熱中症は心配ご無用!

神社の上、森の家。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。快晴の湘南。神社の上、森の家が上棟しました。神社の裏山の頂上にある敷地、南向きに森を望む絶好の借景であります。1階のリビング+ダイニングキッチン、2階の和室から森を見ながら暮らす建て主さん。

620本の押し縁を塗る、塗る、付ける、付ける!

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御谷(おやつ)の森の焼き杉が張られいよいよ板と板の間に35×厚さ21の押し縁620本の取付が始まる。取り付ける前に1本ずつ丁寧にキシラデコールを塗ってあげる。ビスは真鍮のスクリュー釘を打つ。大工さん、頑張れ。どうぞおきばりやす!!!

住宅はワッシャーにもこだわるのだ。

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多少の気の緩みは許せたとして、ネジの緩みは許せん。生きた天然の木材は乾燥材でも呼吸をしているので気の緩みはある。乾燥して緩んだときにビシッと締め付けてくれるのがこのワッシャー。ちょっとねじれているところがお味噌、バネ鋼なのでただのねじれじゃなくグイグイ締め付けるのだ。気の緩みは許さないのです。

NRTワッシャー http://www.kohwa-sss.co.jp/products/kenchiku/k-017.html

熱効率のいい床暖パネルをつける。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。床暖房の方法をあれこれ見積もりを取っているなか、紛れ込んでいた高効率なパネル。通常の給湯器による温水は60度、ところが給湯式では一番省エネなシステムでは温水が40度と低目、これを補うために配管とパネルがいい仕様になっている。今回は変則的に通常の給湯器と高効率仕様の組み合わせで、低温の温水設定にして省エネを狙うのが建て主さんの希望、少しコストアップですがこの案もありだな。

ECO ONE http://rinnai.jp/ecoone/

無垢の杉と焼き杉のコントラストが美しい。

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葉山の家の炭炭の焼き杉が張られてきました。軒裏は無垢の杉板、軒も黒く塗ろうか迷っていましたがこれを見たら塗らないことに決まりだな。建て主さんはどう感じるでしょうね。兄弟のカーペンターズが洋服を炭だらけにして格闘中、帰宅すると奥さんが洗濯しても落ちないとブツブツ言われるそうです。ごめんね。
 

通気と気密を勉強 @千葉県松戸市。

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「現場でいきる防水・通気と気密の実務の要点」という勉強をするため千葉県松戸市まで行ってきました。防水と通気は施工でついついやってしまいそうな事例でガッテン、通気部材は20年前からうちの定番の商品でもう一度取付方法をおさらい。気密はすきま風との戦いでダダ漏れだと、壁に葉書5枚分ほどの穴が空いている状態。計画換気もこの穴があると換気ゼロの部屋が出来てしまうことを知る、恐ろしい。ときどきおさらいで勉強すると気が引き締まるのである。

日本住環境 http://www.njkk.co.jp

壁の中にお布団を敷きつめる。

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お布団というのは嘘です。お布団のような断熱材、古紙を綿状にしたセルローズファイバーを屋根と壁に吹きこむとちょっと固めのお布団を入れた感じ。思った以上にズッシリ感があってパンパン。

マツナガ http://www.ms-matsunaga.jp/insulation/ms/different/

御谷の森に煙突が立つ。

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御谷(おやつ)の森のなかに煙突が立ち上がった。薪ストーブ屋さんは屋根から飛び出た箱のようなチムニーの提案でしたが即却下する。折角シャープな屋根の上に洋風の家を模したようなデザインは絶対にヤダよ〜。シンプルに、シンプルにいきましょう。
 

塗るか塗るまいか、迷う。

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林・中原・山田設計同人の山田初江先生が半世紀前に設計した鵠沼の家。増築された部分を壊して当時の間取りに減築し、傷んだところを修理した。ボクの仕事は仕上の選定や木製建具の詳細程度で、鎌倉組の工務店と構造事務所が大活躍。耐震性のまったくなかった建物を限界耐力計算してもらい現在の基準にまで引き上げた。傷んだ屋根回りは接ぎ木をして杉板を張ってお直しする。さて、真新しい軒裏の杉板を着色するかそのままにするか迷う。このパンダ柄もお直ししたぞって感じでイケているとボクは思うのですが、どうですか。いや、塗ることにしました。

玄関ポーチに飾りを吊す無双釘をつける。

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玄関の位置はとても大事にしている。道路からすぐ玄関ではなく、ちょっと植栽を回り込んだりして勿体ぶって屋根の掛かるポーチをつくる。ここのところ、お正月飾りやクリスマスリースをポーチや木製のドアにつけたいというご所望が増えています。今回は茶室に使う出たり入ったりする京都の室金物謹製無双釘の沈みタイプを選ぶ。使うときだけ折釘を引き出して使う、由緒正しきホンモノの金物。裏千家の花生け用だそうです。マットな黒なので外壁にはいいと思いますが、ドアに付けるときは目立たない竹釘がよいです。

無双釘 https://www.murokanamono.co.jp/nakakugi.htm

3Mの摩擦ダンパーを取り付ける。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。3M社が開発して発売ホヤホヤの木造軸組用摩擦ダンパーを取り付けました。それなりに費用が掛かりますが、基本2箇所付けるだけでも地震の揺れを半分以下に低減出来る優れものです。大工さんが取り付けることが出来る。壁の耐力5倍が取れる性能があり、さらに国土交通省の大臣認定を取得している信頼感がいいのだ。

神社の森に建つ焼き杉の家。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。春の青空、藤沢で神社の森の前に建つ家の地鎮祭を執り行いました。藤沢駅から近く、よくこんなにいいロケーションの土地を見けたものだと感心します。南は自分の森のように神社の神聖な森、将来ともここに建物が建つことはない。南西方向を見ると木の間から富士山を望む、素晴らしい!ここに焼き杉を張った家が建ち、見事に森の景色に馴染むのだ。センスのいい建て主さんですね。神主さんから頂いた棟札と鎮物がとっても立派でした。このような鎮物を見たのははじめて、こっそり蓋を開けてみると真鍮の人の形をしたブリキが一番上に入っていました。鎮物の中を見たのもお初です。

焼き杉を張った外壁が人気。

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鎌倉でも焼き杉を張った家がチラホラ建ってきました。海の近くで一番お勧めの外壁は何ですかと質問されると必ず「杉板」と言っています。何でって鎌倉の古いお寺さん、漁師さんの家や民家の多くが板張りだからです。その中でも西日本の海辺の家に多い杉の表明を焼いて炭にした焼き杉は30年間メンテナンスがいらないと言われている。雨がかりの多い箇所などは手入れが必要でしょうが。今年完成する3軒が焼き杉を張ります。写真は事務所のサンプルにするため表面を水で炭を落としていますが、実際につかう板はまっ黒で炭、炭で手がまっ黒になります。工事の最中に雨で多少黒い炭の粉は落ちるので粉が舞ったりすることはありません、たぶんです。

白い壁と「からパネル」の階段。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。いまボクが一番好きな素材を組み合わせした階段です。踊り場の上の窓からからお日さまのポカポカを1階の廊下まで導く。白い壁は紙のルナファーザーチップス20番、段板は長野県産の唐松を3層のパネルにしたもので集成材と違ってナチュラル感を持っている、手摺りはスムースにひと筆書きのように2階まで手すり子(手摺りを壁に取り付けるパーツ)に触れることなく登れる階段。今回は大満足、この手摺りを握って毎日楽しく階段を上り下りしてして頂ければボクは幸せです!

手づくりしたステンレスのキッチン。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。笑えるキッチン、コの字型のステンレスカウンターを現場溶接は許さず一体でつくらせて決死の搬入劇。レッカーなしで、職人さん総出でバルコニーから吊り上げて取り付ける、笑っちゃいけないけどやってる様子を思うと笑える。ごめんね、職人さんさま。次の現場も笑えるキッチンなんだな、どうやって持ち上げるのか見物です。収納の仕上はシナベニヤに防水性の高いウレタン塗装でナチュラル、中村好文さん定番の納めを参考にしました。ツヤのない白い壁はボクの定番、畳よりデッカいパネルで油や薬品に強い製品。デッカいのでジョイントなしで張れるのがいいのだ、製品名は教えないよ。調味料を収納する扉は通称仏壇金物を使う、開いた扉が壁に収納されフルオープンになる。洗剤を置くポケットは建て主さんからの要望でした。こんなの出来ないよって思いながら平塚のハカタさんに相談すると「できるよっ!」、え〜マジ?町場の職人さんの技術を侮ってはいけません。でも、角のRを何ミリにしてとか、それは出来ないとか一応苦労した納まりなのです。いい感じでしょ、この形状がベストかどうかは使って頂いて後日報告としましょう。

ロフトの階段がうまい、と自画自賛!

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。2階のリビングルームはこう、なってるんであります。階段室がグルッと明るくガラスとポリカーボネート囲まれ、そこに90mm巾のスチールの階段がロフトにつながる。これって相当に図面を描かないと真壁の柱の芯ずれ、見切り、戸当たりと難易度はウルトラC以上なのです。ボクはこうしたいと考えるだけ、これをスタッフ浅場が涙目になって図面を描いて納める。そして小さな入れ墨のある棟梁が張り切る。みんなに迷惑掛けるボクですが、完成するととみんなが幸せになるのが家づくりなのである。みんな、ありがと!

ロフトの階段は華奢がいい。

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ボクはこの軽やかさにこだわったのだ。リビングルームからロフトに上がる階段、兎に角細く華奢でシャープで段板がスチールのササラから飛び出るデザイン。足下は三分浮かせて取り付ける工夫でササラが床に刺さってないように見せる、ここがポイントなのだ。建て主さんにお願いされた訳でもなく、かと言って設計者が勝手に無粋なデザインを考えたことでもなく建て主さんに了解は得ないところでボクらのひと工夫、これを見てニヤって思って頂けたら嬉しいですね。信頼関係があれば、出来てからのお楽しみもいいじゃないですか。CGを駆使して完成予想図をお見せするよりも、出来たときに喜んで頂けるとボクは思っています。なので、お任せは信頼関係なのです、ね!

木童のからパネル https://www.kodoh.co.jp/zai/zai_17.html

楽しい階段をデザインする。

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こんなメールをいただくとうれしいですね。「階段空間がとても軽やかな抜けを持っていて感激しました。」とは階段の両側の壁がガラス戸になっていて、階段を挟んで配置したリビングと小さな書斎が見えるように設計。さらに階段の真ん中に壁を付けないで軽やかなスチールの手摺りをグルッと取り付ける。夜の階段はリビング、書斎の明かりで照明を付けなくても上り下りできる。楽しい階段をつくることは住宅設計では重要なのです。

床下を温めて蓄熱させる暖房がいい。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。鎌倉市雪ノ下、御谷(おやつ)の森で始まった家は新しい暖房方法を採用しました。床下全体にはり巡らした100φの配管の中を温水で温めた空気がファンでグルグル循環してベタ基礎の土間と床組みを温めてゆっくりと蓄熱する。すると床下の温度は30度ほどに上昇し、1階の全室を優しく暖めてくれるというスウェーデンで考えられたレガレットという暖房方法。配管工事は朝からはじめて夕方ごろにはおおかた完了、システムがシンプルなため施工も早く工事費も100万円程度と思いの外安く感じます。床下の空間を配管することでメンテナンスも容易で、万が一ファンが壊れても床下点検口から修理が可能。給湯器とファン+ダクトだけで暖房。ハイテク設備じゃないのがいいんだ。

簀戸を教わる @日本橋室町1丁目

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。日本橋室町1丁目の2階、日本橋三越を眺めながら簀戸(すだれの建具)の勉強をする。15歳で弟子入りして修行した新潟の社長さんから直々に枠材に使う杉の特徴、秋田杉、新潟上物杉、新潟杉の立米単価から乾燥方法、雪に晒すことでいい色合いになること、建物のしつらえに合わせることが肝心と作り手の側からの貴重な経験を伝授頂きました。コテコテの職人さん、自分の仕事を愛しているのが伝わり惚れ込んでしまいました。すだれの材料は上物から萩、御形(ごぎょう)、竹ひご、葭(よし)とあり、室内から外がクッキリ見えるのが萩と竹ひご。秋の七草、萩は栃木県渡良瀬川のもので生産しているのは1軒のみとのこと、非常に貴重な素材です。すだれを編むのも新潟では残る1軒と絶滅寸前。ブラタモリで「新潟は砂のまち」とあったように防砂の目的ですだれを編む職人さんがいっぱいいたのだそうです。編んでいる綿糸は大切に使えば100年持つのだそうです。建具の幅に合わせてピッチを調整して均等になるように編む、そしてすだれ材の間隔は編み込む方法でピッチリさせたり隙間をあける技まであるのだそうです。雪の下ではじまった家の窓は新潟の職人さんに託して簀戸を仕込むことにした。今時、季節ごとに障子と簀戸を取り替えるのは非現実的で考えたのが障子の敷居と鴨居を同時に利用する工夫。左右に戸袋を設けて昼間は簀戸、夜は障子。無粋なカーテンやブラインドを使わず、季節を問わず障子と簀戸を毎日楽しめる家が夏に完成します。頂いたサンプルにラベルを貼って大切に保管し、建て主さんに「いいでしょう」とそそのかすのである!

海近くの家は焼き杉がいい。

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「猫のための家づくり」が評判らしい。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。建築知識誌が特集した「猫のための家づくり」が専門誌にも関わらずたいそう売れたと評判らしいのだ。確かに建築家が工夫した事例が満載なのだから猫好きの方には参考になるだろうね。そしたら柳の下の二匹目のドジョウ狙いか、お江戸のNPO法人に書籍化の依頼が舞い込んだらしいのだ。早速、事例の募集が始まった。ボクはぜんぜんたいした事例を持ってないのだが、遠慮がちに「猫のトンネル」をだしてみたら「これでいいのだ、こういうのが欲しいのだ!」と担当者から返信。ふ〜ん、こんなのでいいんだ。「漆喰壁にトンネルをつけるので、スチールプレートでアーチを作って埋め込み、巾木の出に合わせて漆喰も見切る」、それだけ。赤丸のところがトンネルなのだ。

カーペンターズの土台敷き。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。小田原から来てくれる兄弟の大工さん、まさにカーペンターズ!土台は米ヒバ材で4寸角。ホールダウン金物とアンカーボルトの位置を正確に墨付けしてドリルで穴開けしていく。やっぱり兄弟はピッタリ息が合って見ていて気持ちいいですね。このカーペンターズは腕がいい、手が早いで評判の優秀な大工さんズ!

御谷(おやつ)の森で上棟しました。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。大安吉日、神聖な鶴岡八幡宮の御谷(おやつ)の森の家が上棟しました。国の史跡に入っている敷地で文化庁長官から建築許可を受けました。この森に馴染むよう建て主さんと相談して外壁はまっ黒な焼き杉にしました。森は緑と日陰のブラックのコントラスト、ここに真っ白な家が出来ると猛烈な違和感があるけれど黒は風景に沈んでよく馴染むのです。上棟のお祝いにいただいたお弁当と日本酒でホット一段落。今頃、大工さんたちはお弁当とお酒で楽しんでいることでしょう。今日の職人さんはみんな顔見知り、人々とのつながり、信頼がこのチームのいいところ、佐々木棟梁ありがとう!

階段の下をくぐるとトイレがある。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

階段の下を廊下にしてトイレをつくるアイデアです。段板の右がトイレ、左は階段下の収納です。廊下の入り口とトイレの入り口を2つの引き戸で仕切る、これでリビングルームの近くでも音の問題は解決出来る、そして廊下は最小限のスペースに抑えられる。階段をスケルトンにして階段の窓から光がそそがれて雰囲気がいいでしょ。

三和土はこうやってつくるのだ。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。三和土はこうやってつくるのだ。残念ながら長年お世話になった茅ヶ崎の左官屋さんが引退をしてしまいました。それ以来、図面に三和土(タタキ)仕上と記入しても洗い出し仕上げになっちゃう、違うんだよ。洗うんじゃなくて、優しく石を浮き上がらせるんだ。拙宅のときの方法は新聞紙を敷き詰めて水分をゆっくり吸い取って石を浮かせる。もう1つの方法はスポンジで優しく、まさにたたいて水分を取る。土の三和土のような枯れている表情がいいんだ。コテッコテの和食店になっちゃうから頼む、洗わないでくれ!

追伸 ボクはモルタルのグレーより少し黒くしたかったので親方に相談、モルタル一袋(いったい)にドイツのバイフェロックス無機顔料500グラムの黒を練り込むのがうちの定番となっています。

バイフェロックス http://www.ozekinet.com/transformation/pickup/bayferrox/

おおらかな暮らしがいい。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

いまどき、家づくりはネット情報でてんてこ舞いになりながら設計者も職人さんもお仕事頑張っております。ボクが設計をはじめたころはファクシミリもなく、構造事務所に図面を届けるために伝書鳩のように通ったものでした。これは沖縄の首里にある那覇市都市景観賞を受賞した細い路地に面してある民家の塀の写真。南国の植物に被われた家と塀がとってもいいんだ。塀の丸い緑のパイプがポストらしい、これさ!おおらかな暮らしっていいじゃないですか。

床下全体を暖房する家。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。長期優良住宅の認定を取得した雪ノ下の家がいよいよ着工して今日は基礎の配筋検査。職人さんの車でいっぱいだろうからVespaで出動、ポカポカの快晴でよかったぁ〜。この家の特徴は床下全体に温風を流すため100mmφのダクトをはりめぐらせて熱源機と送風機一台で1階の全室を床暖房する。この技術はスエーデンのもので日本でもかなりの実績を持っているシステム。規模によりますがおおよそ100万円ほど。思いの外安いと思います。温水の床暖房のようにパネルごとに複数のリモコンでオンオフするのではなく、スイッチは1つで基本オンのまま。2階がリビングルームの間取りの家に有効なシステムだと思います。基礎の立ち上がりに穴(スリーブ)を開けるため、基礎は特注の構造設計がされている。

屋根の先っぽにもこだわる。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。見えても見えなくてもいいんです、ボクはこだわるのだ。屋根は耐久性と軽さからガルバリウム鋼板を使っている。最近のガルバリウムは耐候性、耐酸性、防汚性、耐食性そして遮熱性に優れている。色はいぶし瓦と同じ銀黒と決めている。葺き方は心木をちゃんと入れた瓦棒葺きという方法で、先っぽを45度に折り曲げるのがうちの決まり。軒先を軽やかに見せるこだわりの納まりなのです。

「床暖房を付けても省エネ」を勉強する。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。自立循環型住宅の設計を目指して、昨年から何度もお勉強、今年に入って2度目の省エネ講習。今日は平塚で床暖房を設置しても省エネ、ZEHに対応出来るというお話しを聞いてきます。藤沢で東海道線に乗り換えて下るのがちょっと気が進みませんが行ってきますよ〜。住宅の設計はデザインだけでなく設備や構造の引き出しをいっぱい持っていないと生き残れない時代になってきました。昨日は1日パソコンに向かって住宅性能表示の耐震等級3を取るため戦ってヘトヘト。まだまだ勉強することがたくさんある。

ECO ONE http://rinnai.jp/ecoone/mechanism

船窓のあるロフトは楽しい。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。なにが見えるかな!たま〜に船に付ける重厚な船窓を付けることがある。もちろん住宅用じゃないから取付にはコツが必要。アルミサッシのように外側ではなく室内側から付けるからやっかいなのだ。外側に板金で丸く水切りを回して雨が垂れるようにオチンチンのような突起を付けるのがミソ。子どもが覗きやすい高さに付けてあげる。この大きさなら落っこちる心配はご無用ですね。

舷窓 https://ja.wikipedia.org/wiki/舷窓

お江戸で省エネルギー住宅を考える。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

快晴、これからお江戸西新橋で省エネルギー住宅を考えてきます。つねに考える時間をつくらないと頭に入ってこないもの。繰り返し勉強することで実になると思っているので前進あるのみ。たかが住宅と侮るなかれ、自由な設計をするために断熱方法や気密、結露、新しい材料を知ることが肝心なのです。勉強してきます!

快晴の地鎮祭に凍える。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。快晴の鎌倉。鶴ヶ岡八幡宮のすぐ西側の土地、御谷(おやつ)の森で「とこしずめのまつり」を執り行いました。霜が降りる寒さで病み上がりのカラダが痺れて凍えました。祭壇のお供えは八幡さまの宮司さんが麻縄をつかった丁寧な飾り付けが立派です。ボクはお初の倉敷産い草で編んだカゴに御神酒を入れて颯爽と現れると、予定通りみなさんに大好評。デッカい声で「エイ、エイ、エイ」と鍬入れするのでした。粋だね!

16年間頑張ってくれた「おかま」。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。アトリエ兼自宅が出来てから16年、頑張ってお湯をつくって床暖房で床を温めてくれていた給湯器がこわれました。これをガスの職人さんは「おかま」と呼びます、昭和だねぇ。床暖房に対応した給湯器なのでちょっとお値段が高く師走には痛い出費でしたが、こわれたのがお正月だったらたいへんなことでした。これまで基板を取り替えたりして簡単なメンテナンスはしていたのですが、床暖房の水は16年前のまま。そこで今回は修理のついでに試しに水を抜いてみたのでした。ひょっとして濁ってたり藻で緑色だったらやだなと思っていたら、あらま、きれいなお水。お湯と床暖房の水は別回路で、床暖の水は循環する閉回路なので空気に触れないようになっている。だから16年経ってもきれいだったのです、飲めませんけどね。どうやって床に這わせたパイプから水を抜くのかなあと見ていたら、循環パイプに自転車の空気入れでシュポシュポ!先っぽは特殊な形状をしていましたがずっこけました。白い丸印のところからジョロジョロと水が出てくるのでした。

仕事の流儀、一手間を惜しまない。

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家の設計は考えるところがいっぱいある。兎に角考える、考える。その一手間がこのようにきれいな納まりが可能になるのだ。絵空事ではなく、きちんと図面を描いて信頼する職人さんにゆだねる。これが仕事の流儀、「一手間を惜しまない」也!

仕事の流儀、小さな家はトイレが1つ。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。小さな家の設計を3つ、どれもトイレは1箇所でスケッチを進めている。デッカいタワーマンションだってトイレは1つだよね、行ったことないからホントは知らないんだけど。出来るだけ寝室と子供室に近い位置がおすすめ。うちの定番の階段踊り場にトイレをつくるときも少しのぼる、少し下りる段数が少ない位置に設計をする。そして大切なのが明るくて、軽快で、手摺りのデザインが洒落ていることなのですよ。

仕事の流儀、玄関を考える。

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えへへ、きのうのプロフェッショナルにかぶれております。久しぶりに材木座の家Ⅶを見に行ったら玄関のいろはモミジが赤く紅葉、表札とポストとの位置関係が絶妙と自画自賛。「建物がいきる光を見つける」ではないが、「建物がいきる植栽」なのである。90mm角の表札はエッジング加工して白いインクを入れている。ポストはうちの定番、堀商店のポストぐち530シルバー¥17,000也。

スケスケの駐車スペース

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雪の下で設計している敷地は道路から1mほど下にある。だから駐車スペースは道路とフラット、敷地の上につくらなけれがならない。建て主さんのアイデアから立体駐車場に使われる頑丈な亜鉛メッキしたグレーチングをつかうことにする。巾は15センチ、これを連結してスチールの梁の上に溶接して取り付けるのだ。この下の空間は腰をかがめないと通り抜けできないが排水溝をつくって砂利敷きに、そして中にはLED照明を仕込む。浮いた軽快感と通風、湿気対策になる、これが建て主さんの希望。洒落た駐車スペースになるだろう!

住む人の個性を受け入れる余白のある家。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。KINOIE SEVENの新しい活動、家づくりを勉強するTERAKOYA(寺子屋)の冊子に書いた文章です。「家の設計というのはやりすぎてはいけないと思っています。 装飾的すぎるのではなく、どこか余白を残すような感じ。だから木の家もこれみよがしに銘木を使って素材感を主張するのではなく、さりげなく木の質感がいかされたようなほうがいい。やっぱり人が住む場所ですからね、ちょっと物足りないぐらいで、住む人の個性を受け入れる余白が必要だと思っています。昭和時代の家の暮らしみたいに、シンプルなんだけどなんか満ちたりているような幸せ感がある家。そんな暮らしのあたたかさのようなものを現代の家で表現していきたいですね」。

屋根から省エネを考える。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

ボクにエコな最新情報を教えてくれるタニタハウジングウェアの友人が師走の初日にやってきた。ここはかなりマニアックな会社で品質、デザイン、性能がダントツに優れている。ちょっと高価なのがネックではありますが、信頼できるものをつくる会社だ。設計中の雪の下の家の屋根にタニタのエコテクノルーフという太陽光パネルをのせる予定。優れているのはパネルが屋根になること、屋根にのせるのではなくパネルが屋根なのだ。防火の認定を取ってるだけでも驚くことなのですよ。今度はパネル下の通気を利用して暖まった空気をしっかり断熱した室内に送り込んで温めようという取り組みをはじめた。優れているの既存の装置の組み合わせでシステムが出来るためにローコストであること。これからボクが設計していくエコな家づくりのヒントをもらいました。Mahalo!!!

タニタハウジングウェア http://www.tanita-hw.co.jp

サッシから省エネを考える #2

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。自立循環型住宅、ZEH住宅を設計するために窓の断熱が大事なのは知っている。壁の中に断熱材を100mm入れる、高性能樹脂サッシで比較すると55mm、単板ガラスだと7mmの断熱材を入れた壁相当となりダダ漏れ状態である。だからZEH住宅の窓は最小限に小さい。うちのアトリエのように単板ガラスの大開口窓など超御法度である。でも個室型の間取りとはちがい空間がやんわり繋がっていて廊下らしきものがない、さらに壁と天井が漆喰、床は北海道産のブナの無垢板。不思議と単板ガラスで安物アルミサッシでも結露しない、正確にはロフトの南と西の2箇所だけサッシ枠が結露するけど木枠まで濡れることは全くない。左は江戸東京たてもの園にある前川國男邸、あと2つは今年出来た佐助の家。窓から見える景色は暮らしにとっても大切、省エネは時代の宿命ですが建て主さんにとって何を大事にするのか一緒に考えながら設計するのがいいのだろう。性能ありきの設計は何だか嫌だなぁ。

サッシから省エネを考える #1

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。窓の性能を体験できる施設で最新のサッシ、要はメーカーが売りたい高性能サッシを体験してきました。もらったパンフレットには「健康なカラダをつくる樹脂窓のチカラ」、「樹脂窓なら勉強だってはかどる」と売り文句ではあるが理解不能。確かに安いアルミサッシと単板ガラスに比べると断熱性、気密性とも優れている。これをそのままうのみにして使っていくことにすごく抵抗感がある。体感する部屋は5つで建て売りの個室のようでビニールクロス、ここに安いサッシから高性能サッシが付き部屋の体感温度、結露の具合を見ていく。ガラスが3枚で特別なガスが封印された最高級の樹脂サッシ、いったいいくらすんだろうか。仮にサッシの総額が100万円プラスになったとする、壁の面積が200平米あったとしてビニールクロスを漆喰仕上にしてあげると差額は50万円。さあ、どっちがいいでしょうか。室内の湿気を壁、天井、無垢の木で吸収させる、そしてほどほどのサッシの組み合わせがボク的にはシックリくる。

断熱材、セルローズファイバーを学ぶ。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

雪が降る中、東京から断熱材の専門家マツナガ社長に来ていただいてセルローズファイバーを伝授される。断熱性能、調湿結露防止、防虫防かび、防音、防火性能、撥水性と他の断熱材では得られない特徴を持つ。さらに35坪の家でグラスウールと比べると年間10万円ほどの省エネ効果があることを知る。初期のコストが上がっても快適な室内環境が得られるならつかってみたい。ただし無闇につかえばいい訳ではなく、建て主さんの暮らし方、家の大きさ、空間のつながり方から考えることが大切なのでありますね!

マツナガ http://www.ms-matsunaga.jp/insulation/ms/different/

和紙を品よくつかう。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。和風に限らず和紙を上手につかうととっても品のある家が出来る。とくに版木で文様を映し出した和紙、唐紙というのですが職人さんが一枚一枚手づくりする。今時の家に畳の部屋がないのは仕方ないとしてという言葉も消えつつある。和紙を何枚も張り合わせた襖はフックラとして品がある。拙宅に一枚だけ鳥の子紙という薄〜い黄色の和紙を貼った襖がある。取手は赤い漆が塗られた真鍮製。16年経ってそろそろ文様のある唐長さんの唐紙に張り替えようと思っている。そんな楽しみもあるのが和紙、襖、和室なのです。

唐長 http://kirakaracho.jp/index.html

楽しい階段を考えている。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

いくつか設計している家の階段を楽しくなるようにデザイン中、毎日ず〜っと階段のことを考えている。蹴込み板を光らせる、スケルトンにする、階段の手すり壁にスリット空けて風を通したり、廊下の手摺りも同じテイストになるように考える。今はつかまる手摺りはスチールでつくることにこだわっている。トップライトと杉のルーバーで変化を出したりデザインする余地がたくさんあるのが階段。下と上を繋ぐだけでは駄目なのですよ、楽しい階段は建築家の腕の見せ所。苦しいけど考えて考え抜く、でも楽しい!

朝鮮張りの床がいい。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。住宅の床といえばボク的には板貼り、普通はフローリングというけれどハウスメーカー風で好きじゃない。イラストレーターの大橋歩さんが初めての家を永田昌民さんに依頼した家の床板の話し、板のジョイントが1枚おきに揃っていたことを悔やんだというエッセイがありました。随分前のエッセイですが、それを読んで以来ボクは床板の張り方はランダムに、更に乱尺に張ることにしている。ヘンリーボーン張りなどいろいろやり方はあるのですがあんまり興味なし。ただ、この朝鮮張りの床板にはグッとくるものがある。ただしモダンな家には作為的でどうかなぁ、昭和の風情がある何も置かれていない空間を設計することがあれば是非試してみた張り方なのです。

杉のルーバーから光が広がる階段が神々しい。

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鎌倉市今泉台の家はスキップフロアー。1階のダイニング+キッチンから中2階のリビングを結ぶ岐阜県産東濃檜の厚板をのせたスチールの階段を上り見上げると杉のルーバーからお日さまが燦々と降り注ぐ。1階に下りるときに見える空間がこれ。杉のルーバーから光が広がるこの感じ、神々しく思いませんか。杉の化粧梁も効いている。きょうは70年ぶりの大満月、Super moon。

ビルトインのガレージをつくる。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。きょうは鎌倉市今泉台の家のお引き渡し。ちょこっと贅沢に愛車が家の中に入るビルトインのガレージ、入り口はシャッターではなく4枚のチタンメタリック色のパネルが電動で作動する。緑と赤のひもは停電時に手動で開閉させるもの、建て主さんの愛車が入ってキマッているでしょ!

さり気ない照明器具がいい。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。明かりは手元を照らすことが必要で、部屋全体を明るくする必要はまったくない、と言い切る。天井に蛍光灯のドーム型のフードが付いた照明器具を首都高速道路から見た超高層マンションで見かける、住民のセンスのなさに悲しくなる。決まってレースのカーテンが掛かっているのもひどい。本を読むソファーの手元、大きなテーブルのカウンター、キッチンはあらいものをするシンクと作業台が明るければいいのだ。廊下にいくつもダウンライト付ける家を見かけるが1つで十分なのだ。階段の照明は向きが変えられるこんな筒型の照明器具を定番にしている。無駄な照明器具を付けるのは野暮、暮らし方を考えて付けたいものです。設備費も下げられていいことばかりです。

格子戸のある玄関ポーチが涼しげでさわやか。

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鎌倉市今泉台の家の玄関には建て主さんたっての希望で引き戸の格子戸がつけられた。材質は水に強い米ビバ、引き手は横桟の巾に合わせてかわいらしく彫り込む。格子と隙間の巾、縦格子と横桟の出巾も建て主さんの希望を聞いて本数を計算して建具屋さんにお願いする。ボクだけでは思いつかないアイデアが勉強になりました、とっても涼しげな玄関が出来上がりました。

「木の家」のキッチンをつくる。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

鎌倉市今泉台の家はオール電化住宅。コンロがガスではなくIH式にすると出来ること、それは内装の制限を受けないので天井を板貼りにすることが出来る。使いやすいように建て主さんと相談しながら図面を描いて家具屋さんがつくってペンキ屋さんがうっすら白化粧したデザイン。気持ちのいいキッチンだと思いませんか!

東濃檜の厚板をのせたスチール階段 #2

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。鎌倉市今泉台の家の階段、東濃檜の厚板をのせたスチール階段。スチールで支えるデザインで軽やかさを出して岐阜県産東濃檜の厚板の美しさを引き立たせる。手摺りはスチールの丸鋼25φの1本だけにしてシンプルさを更に強調させる。「木の家」と「鉄」の対比、いいでしょ!

東濃檜の厚板をのせたスチール階段 #1

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

階段は木でつくるだけじゃつまらない、見た目も軽やかに上りたい。段を支えるササラ板を階段の両側に付けて見せるのも無粋。そこで、スチールの階段。段板は檜の厚板、東濃檜を2枚はぎ合わせた無垢板で奢る。手摺りは丸鋼25φ1本でスッキリ、一段目のスチールは誤って蹴飛ばしても痛くないように丸く納め浮かせたデザイン。一応ですね、使う人のことを考えています!

床の仕上、いろいろ。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。鎌倉市今泉台の家の床は潔く3種類。部屋の床は埼玉県飯能、西川材の檜。それに合わせて階段板の厚板も檜、岐阜の東濃檜を新潟の工場ではいでもらった。オール檜の床で品のある艶感がとっても贅沢に感じられる。お風呂の床は水に濡れると澄んだ緑色に変化する十和田石。玄関の三和土は細かな洗い出し仕上げ。シンプルにセレクトした国産材と職人さんの手づくりで素敵な家が出来ました。

西川材 http://www.zaimokuten.com

引き手が光る引き戸。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

鎌倉市今泉台の家が出来上がり完了検査を受けてきました、もちろん合格。建て主さんへのお引き渡しはもう少し先、職人さんが慌ただしく最後のお仕事中。引き手が光る引き戸が出来上がりました、ほら光っているでしょ。この引き手は寝室、子供室、洗面室、トイレの引き戸に仕込みました。ドアの上に明かり窓を付けるなって無粋、これならさり気なくデザインしましたじゃないのが気に入っています。

自立循環型住宅とZEH住宅を考える #2

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

きのうの授業はテキストを順番に勉強するのではなく関連する項目にページを飛ばしながら効率よく一気に頭にたたき込む。そうすると暖冷房とお日さまを取り入れた昼光利用と言う具合に連携した工夫がすぐに理解できる。1点、ボクらでなくては設計できない文言がテキストにあり非常にやり甲斐を感じました。これ、「自立循環型住宅とは、気候や敷地特性などの住宅の立地条件および住まい方に応じて、」というくだり。講師の方が言われました、規格型のハウスメーカーには不可能な定義。窓を小さくして断熱性を上げることしかメーカーは出来ない、「住まい方に応じて」とはボクら建築家の仕事だ!

自立循環型住宅とZEH住宅を考える #1

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

低炭素社会に向かって住宅がかわろうとしている。今日と来週の2日間計8時間をかけて家づくりの会で自立循環型住宅の勉強をします。講習を受けないと買うことが出来ない467ページの分厚い「自立循環型住宅への設計ガイドライン」を読み解いていく苦行。2020年にはボクらが設計する家の半分を自立循環型にしなくてはなりません。これに太陽光発電を組み合わせてゼロエネルギーにすればZEH(ゼッチ)住宅になる。まずは自立循環型の考え方をもとに出来るところから省エネを目指す、その手法を書き出しておきます。全部ではなくこの中から建て主さんの暮らしに合わせて考えることが肝心なのである。

01.自然風の地用・制御
02.昼光利用
03.太陽光発電
04.日射熱の利用
05.屋根空気集熱式ソーラーシステム
06.太陽光給湯
07.断熱外皮計画
08.日射遮蔽手法
09.暖冷房設備計画
10.換気設備計画
11.給湯設備計画
12.照明設備計画
13.高効率家電機器の導入
14.コージェネレーションシステムの導入
15.水と生ゴミの処理と効率的利用

自立循環型住宅 http://www.jjj-design.org/index.html
 

ヒバと石でつくるお風呂

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

もうすぐ完成する鎌倉市今泉台の家。お風呂の仕様は壁と天井がヒバ板張り、床と腰壁は水に濡れるとエメラルドグリーンに変化する十和田石。浴槽はお手入れのことを考えて檜や石張りにはしないでセラトレーディングの既製品。ただ今、石屋さんがきれいに割り付けして施工中、腕の見せ所!

樋のない住宅の秘密 @紀州

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。新建築住宅特集 第73号 1992年5月号に掲載されていた渡辺明さん設計の「藪椿の家」を紀州の修学旅行で見学することができました。旧街道沿いに建つ茶室がある和モダンな美しい住宅。この家の屋根には樋が付いていない。雨が落ちる部分の地面は真ん中の写真のように砂利敷きされている。その隅っこに砂利の下の秘密が隠されているのを発見、砂利の下にステンレスのメッシュは敷き込まれていてその下が排水溝になっているようだ。樋を付けない冒険にはこんな工夫が隠されているのでした。

引き手が光る引き戸をつくる。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。

だれの真似をしていないボクが考えたアイデア、引き戸の引き手が光る工夫なのだ。33mm厚ある引き戸の引き手を貫通するようにトリマーで12mm巾に彫り込む。この中にスリ柄のポリカーボネート5mmを落とし込みで差し入れる。これで部屋の電気をつけると廊下側の引き戸の引き手がすう〜っと縦に12mm×1000mmのスリット状に光るのです。さり気なくシンプルですごく格好いいのですよ。

なめらかな手摺りをつくるのが肝心。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。手摺りは上から下までなめらかなデザインじゃないと駄目。鎌倉市今泉台の家が間もなく完成。スチールの丸鋼25φで製作した手摺りが付きました。毎度、茅ヶ崎の頑固な鍛冶屋さん、山田製作所の手作り。エンド部分をクイッと曲げるのが力業、溶接しては得られないなめらかさがいいのです。

風が抜けてリズムのある手すり。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。リビングルームの吹き抜けに接してつくったロフトの手すり。杉の縦の格子と横桟の組み合わせ、横漆の青く見えるのは白い漆喰の腰壁。風が通り抜けてリズムのある手すり、リビングの気配が感じられるのもいい。杉の柔らかい表情と漆喰の組み合わせがボクは一番好き。ときどき外材や集成材を無造作につかっている事例を見ますが安っぽく感じます。床につかう檜はいいですが、枠や見切りにつかうと表情が硬く感じられるので使うことはないです。こればっかりは建築家の好み、経験則としか言いようがないのかな。ちなみにパイン材は絶対につかいません、安っぽい。

電球だけでデザインする照明器具。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。LED化がドンドン進んで60Wの明るさが8wで得られ省エネになったはいいのですが電気料金が下がった気がしないのが不思議。LEDになって廃盤になってしまった白熱電球が懐かしい。うちのアトリエ兼自宅には写真のように電球だけでデザインした照明が3箇所ある。扁平の電球と陶器製の白いソケットだけでこんなきれいな照明器具をつくれる。この電球はTOKIという会社がつくっていたフラットボールランプ、とっくに廃盤になって代替品もなし。こうなるだろうと予想してうちに10個以上をストック、ちょっと買い過ぎたかなぁ。

なめらかなスチールの手すり

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。木造だからといって手すりを木にするわけではありません。もちろん既製品のビニール製なんてもってのほか、無粋だ。ボクはスチールのパイプではなく、芯まで鉄の塊の丸鋼をつかって壁から優しく浮かせて取り付ける。これなら途切れることなく手すりをつかまって上り下りできる。壁から浮かせる手すり子に手がぶつかるデザインをよく見かける。意外と有名な住宅建築家でもそれをやらかしている。実は15年前にそんな設計をしてしまって建て主さんに叱られたことがあり、それ以来デザインを色々考えて工夫してきました。著名な建築家は建て主さんに叱られないのが駄目なんだね、若いときに指摘されてよかったです。段が緩やかで光が落ちてくる階段に優しい手すり、とっても大事です。

やっぱり堀商店はすごい!

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。新橋にある鍵の老舗、堀商店の営業さんがやって来た。普段仕事モードの時に人が来るとつい冷たい応対をしてしまいますが今日は違う。スタッフ浅場も説明に加わって「バックセット51に付けるときの補助錠は1211D-51でいいんですよね、シリンダーの回転方向をそろえたいときはどの型番」っと質問攻め。いや〜ぁ、マニアックで楽しかったぁ。拙宅のトイレのレバーハンドルは吉村順三さんの別荘に付いていたものと同じヨット用の小さなレバーハンドル。1965年のカタログにNo.881-Lとして掲載されていたものが復刻、MCSという新しい型番が与えられた。レバーが小さなMCSに使う堀込空錠はバネの力が弱い1210L-38を選ぶ。うん、うちのヨット用にもそれが付いている。そして新製品として2種類の鍵が発売。一番下が標準の鍵、上から通称「トローチ型」、握る部分を大きくして掴みやすく改良した「旗型」。トローチ型の標準が真鍮の金色、特注でブラッククローム、ホワイトブロンズが注文出来る。トローチ型は標準に+300円とすごく良心的なお値段、さっそく拙宅用にトローチ型と旗型を注文。今度打合せに来られたらお見せしますね。ホワイトブロンズと黒いフェロネリのクラシックなつまみも品がある、やっぱり堀商店はすごい!

堀商店 http://www.hori-locks.co.jp/index.html

天井換気扇をデザインする。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。白状します、これは住宅建築家で尊敬している永田昌民さんのデザインを真似しました。実はちょっと予算に余裕があるとやっちゃうんですよねぇ。天井の下地枠材の深さだけ換気扇を埋め込むだけなので手間は大したことはなくてフタの加工費がほんの少し掛かる程度。板貼りの天井の場合はこんな感じで板割りに合わせて取り外せるカバーをパカッと。紙貼りや漆喰のときはシナベニヤ5.5mmを白く塗装する。ちょっとしたことなのですが手作り感がヒシヒシしてついつい真似してしまいます、先生すみません。アトリエのトイレは漆喰なので白く塗ったタイプ、来たときに見て下さい。真似したくなりますよ!

吹き抜けの火災警報器をデザインする。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。2006年に消防法が改正されて新築住宅の居室や階段上などに住宅用火災警報器の取付が義務になりました。天井付けと壁付けタイプ、電池式と電気配線式、単独で鳴るもの、1つがなると連動して全てが鳴るものがある。うちでは電池切れの心配のない電気配線式で連動して全部が鳴るタイプを指定している。一部屋だけ鳴ったって他の部屋で気が付かなかったら話しにならないでしょ。照明のダウンライトとレイアウトを合わせて付けることが多い、これは吹き抜けの上に付けるときに散々考えてデザインしたもの。家具職人さんにナラの無垢材を警報器に合わせて丸く削ってつくってもらったものに取り付けました。これなら下から見上げてもかわいらしいでしょ!

玄関にベンチと印鑑の棚、靴べら掛けの設え。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。ガラス戸で明るい玄関は気持ちがいい。入ると買い物カゴが置けるベンチ、座って靴紐を結ぶ。その上には小さなカゴに入れた宅配便用の印鑑を置く小さな棚。その下には茶室用の竹釘製フックに靴べらを吊す。コーナーだから体にぶつかる心配はない。どうです、ささやかですが毎日出入りする玄関に必要な作法がここにはあります。当然、鍵は新橋の堀商店の重厚なレバーハンドルを奢る。ぜんぶ豪華なものを使わなくてもいいんです。毎日出入りするところだから大切にしたい設え(しつらえ)なのです、ね!

大谷石の採掘場を見てきたぞ!

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。師匠の案内で建築家と言えども滅多に入れない採掘場を見せてもらいました。田んぼの向こうに表れた山の姿が怪しすぎるけどなぜか風景に馴染んでいる。ただ一歩奥に入ると景色は一変。今回は特別に地下50mにある採掘場の最前線にまで潜入。凄い湿気で足下の階段はツルツルで危険極まりない。山を削る採掘場にあるレールの上に乗った石切マシーンが野蛮なくらいシンプルな構造。地下には横に掘り進むマシーン、深ければ深いところの石ほど硬くて良質。この石を玄関の土間に敷くと品があるんですよ。

古い大谷石を再利用する。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。この人はボクのの師匠、宇都宮の植松時四郎さん。植松さんに聞けば石の種類、張り方、必要な厚み、入手方法、運搬費用が何でも分かる。特に宇都宮、鹿沼辺りのことは何でも知っている。運がよければお屋敷の塀などを壊したリサイクルの石が運搬賃程度で手に入る。駐車場に石をランダムに敷くと超すてき、いいでしょ!

十人十色、お風呂の入り方。

神奈川県鎌倉市の建築家が書いたブログです。家の設計は十人十色、建築家も違えば建て主さんもさまざま十分に承知しています。いろいろな提案やアドバイスを致しますが、よほどお薦めできない理由があるときは説得してでも止めます。でもキッチンの使い方やお風呂の入り方はちゃんと希望を聞いて設計します。最近お風呂で希望が多いのがこのヒマワリのようなシャワー、そしてボク的には驚くのですがお風呂で椅子を使わないという建て主さんがいます。そんなの自由勝手なので、そうですかと先にすすめますけど。器具を取付する高さが違ってきます。立ったまま入るのかぁ、いいんだけど酔っていたらふらついて危なそう。昭和人なのでお風呂と言えば銭湯、ケロリンの黄色い椅子と桶ですよね。平成の時代なんだなあ。

ケロリン http://www.kerorin.com/fanclub/yurai.html#

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