森ヒロシ建築設計所

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ブログblog

大分県産の青表で畳をつくる @材木座の家

これは、マルエス謹製の「畳用の寸取り器」でございます。この機械自体が寸取りしてくれる訳ではなく、タテヨコを正確にレザーが示したところを畳屋さんが尺定規を使ってミリ単位で採寸するのです。何だ、部屋の大きさを測るだけでいいだろうと思うでしょう、そうは問屋が卸さないですよ。一枚一枚同じでしょ、ではないのですよ。最後の一枚をギュッと強く押し込んで敷き込むと、全体が一ミリたりと隙間なくビチッと密着してハマりこむ。だから、敷く位置が判るように畳の裏には部屋の方角が書かれ、配列を間違えると絶対に入らない。同じ一畳でも全部寸法が微妙に違っている、そこが職人技、と書いてボクも何でそんなにシビアなのか正直理解できてない。自然の素材ならではの手間と、こんなものでしょを許さない職人の意地。藁床、麻糸、泥染した畳表の全てがニッポン製の貴重な畳なのです!

マルエス https://343303d0-fd64-4411-9040-d4bfcc9c8a98.filesusr.com/ugd/0aaf84_7829caedc4d7469eb26208c59f5ab0be.pdf


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