森ヒロシ建築設計所

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ブログblog

光をコントロールする、住宅の設計 #2

この写真から読み取れること。屋根を支え、吹抜の外壁を風圧から守る構造はアントニン・レーモンドの住宅を思わせる。特に丸太を半分に割って挟み込む手法。吹抜の窓を天井から下がった位置にすることで、天井に陰影があらわれ奥行き感が生まれる。そして窓から見える風景を切り取ることで余計な景色を消し去る。ニッポンの杉材が美しいですねぇ。淡いベージュの土壁もいいですねぇ。今、設計している一軒は吹抜から絶景をガツンと頂くように吹抜天井からデッカい窓、もう一軒の吹抜は陰影を出しつつも、向こうに見える山々を切り取るピクチャーウインドウ。もうもう一軒は階段を上ると上空の天窓から降り注ぐ光を、階段室との壁を全面ガラス張りにしたリビングルームから望む。三つとも光(景色)をコントロールする、設計!

Antonin Raymond https://raymondsekkei.co.jp/memorial/


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